アメリカではsolar pop can heaterというのが結構自作されているようだ。
要するにジュースやビールの空き缶を沢山つないで空気の流れ道を作り、そこで空気を通して温めてやるシステムだ。太陽熱温水器ならぬ太陽熱温風機というものである。
ビデオの作例では、204個のアルミの缶で17列のチューブを作っている。
外気温8度の時にヒーターをつけて5分で56度になったという(壁に垂直につけたので温度が下がったが、角度をつけて太陽の方を向ければ68度位になるそうだ)。
空気を回すのには屋根裏用のソーラーパネルで動く換気扇を利用している。200立法フィート/分すなわり336立法メートル/時の能力というから台所の換気扇程度。
こうみてきて、あれっ、これってOMソーラーの集熱と同じではないかと思った。むしろパイプの中を通すことで集熱効果を高めている。OMもこういう集熱システムをモジュラー化して庭にでも置けるようにしたら、結構面白いことができるのではないだろうか(まあ、蓄熱のことは別にして)。OMは集熱を屋根に載せるから、どうしても家自体の設計に制約が出て来てしまうので。