これは気象庁気象統計情報を元に、2011年1月1日00:00〜2012年1月1日00:00の間に日本周辺で起きたM3.0以上の地震を地図上にプロットしたものだという。StoryMonoroch さんという個人のレベルでこのようなものが出来てしまうというのは、すごい世の中になってきたものだ。
これを見れば東日本の太平洋側に、原発を建設するのが狂気の沙汰であることが一目瞭然である。気象統計情報がどの年代まで遡れるのかは分からないが、恐らく東日本の太平洋側に地震が頻発している様子が分かるだろう。
もう20年くらい前、まだインターネットがこれ程普及していない時に、SFC慶應藤沢の設立に参画されたT先生を取材したことがあった。先生はインターネットの効果として、「これからは『情報の下克上』が起きて、教授といえどもうかうかしていると学生に先を越される時代がやってくる」と予想されていた(もう一つは「世界的規模のコラボレーション」)。
そのとき「情報の下克上」には、inputの意味合いが強かったのだが、もはやこのようにoutputの面でも「情報の下克上」が始まっているのである。