我が家の一階のトイレは、居間と接しているのだが、そこで来客とお茶を飲んだり食事をしたりしているときに、トイレの音が漏れてきて、極めて評判が悪い。
どうも、客人は私がセルフビルドでやっつけたものと考えているようだが、れっきとしたプロが設計し施工したものである。
まずは、居間側のふかし壁のシナベニアを外してグラスウールを入れて、様子を見てみようかと、ネジを外したら(矢印)、あれっ、ふかし壁ではなくランバーコアの板が接しているではないか!
ちょっと話はそれるが、我が家を担当した大工はどういう判断基準で、壁をネジ止めにするのかネイルガンで止めるのか、さっぱり分かりませんねえ。普通は配線などで壁を開ける必要があるところをネジ止めにすると思うのだが、そこをネイルガンで打たれてしまってえらい苦労しました。
閑話休題。
もう一度、図面を見ると、あれまあ、確かに居間と接する壁と引き戸側の壁はふかし壁になっていない。これじゃあ芝居の書割と同じで、音が漏れるのは当たり前だ。迂闊でしたねえ。
我が家が夫婦二人だけだからとか、柱が無いからというのが理由なのだろうが、来客だってある。設計者というのは、音に無頓着だが、それもデザインの内なのである。
さあて、居間側の壁はトイレのタンクが接しているので、ふかし壁にする余裕が無い。どうしたものだろうか。