引き出しは無事スライドレールに取り付けられたので、引き出し前面のパネルの縁取りをする。
縁取りはカエデなどの硬い木でするのだが、ホームセンターではほとんど硬い木にはお目にかかれない。そこで18mm厚のspf材を8mmにリッピングして使用した。
裏側は見えないので裏側で位置を揃えて、表側に7mmくらい突出させている。
この突出した縁取りをルーターで削る。ルーターテーブルを使ったので、縁取りと同じ高さになるように高さを調節して(赤矢印)少しづつ削る(青矢印)。
以前紹介した「紙一枚の余裕をみて、一発で削る方法」は硬い木ならば割れにくくて大丈夫だろうが、spfのような柔らかい木は割れやすくて少しづつ削らないとだめだ。
また、ベアリング付きのフラッシュビットで側面で削らず、ストレートビットで垂直方向に削る方法は、木が反っていたりすると合板の面も削ってしまうので良くない。
結局、縁取りをテーブルソーである程度落として、カンナで削る方法が一番安全そうだ。
引き出しの前面に接着剤をつけ、底面から3mm程度余裕を持たせて前面パネルを接着する。
取手はイケアのLANSA(幅345mm)。2個入って800円也。こういう取っ手類は普通結構な値段がするが、イケアが安くていいですね。
ここのところ、塗装は柿渋一本槍。何だかもう古くて沈殿ができているが、まあ何とか色がつくようだ。もう少し日に当たると茶色っぽくなってくるだろう。
今回使用した超破格値の底面スライドレールは、取り付けが簡単で便利だ。今のところ何の問題も無いようだ。