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薪ストーブ廃熱利用プロジェクト その14

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脱衣場の温度がどのくらいになっているのか2チャンネルある温度計をつけてみた。
矢印の位置がダクトの開口部である。大体ストーブの煙突から12m位の位置だ。

温度計は上がダクトの温度、下が室温を示している。
脱衣場は狭いからドアを閉めておけば室温が20度くらいにはなっている。ドアを開けておくと今まで一番温度が低かった、トイレの前あたりも大分暖かくなる。

 

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 ちなみにこの時のストーブの温度は160度くらい。
ストーブの煙突から2mの位置で、ダクト温度50.3度/室温24.5度。
この位置は吹き出し口がないから、室温はストーブからの熱で温まっているのだろう。

 

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煙突から6m離れた送風機直前の位置では、ダクト温度47.6度/室温21.5度。
 

 

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煙突から15m離れた寝室では、ダクト温度35.4度/室温19.8度。まあ、温度計は誤差があるから小数点以下は正確ではないが、大体室温が20度くらいにはなって、まずまずの成績である。これで送風機が40度以上でも耐えるものを使えば、もっと成績は良くなるはずである。
OM暖房に対抗してYM暖房とでも名付けようかなあ。

 

コメント (4)

井川:

はじめまして。興味深く拝読させていただきました。私も同じような構想を温めていたところです。煙突の熱交換部の延長がどの程度必要かとか考えあぐねていた処でした。私案では、床下空間全部を空調空間とし各所で居室に吹き出し口を設ける案なんです。
つまり、床下空間からの輻射熱で床面も暖めたいなぁと。そして、床下空間にはエアコンも併設し、夏期は床下を冷房して同様に床下から居室を冷房したいと妄想している最中です。

yum:

井川さま

コメントありがとうございます。

すでにある家でなく、これから建てる家でおやりになるということでしょうか。

私も最初はOMソーラーのように、床下空間全体を温めてベタ基礎に蓄熱することを考えました。

しかし山荘は週末しか居ないので、床が温まったころに帰ることになるので、ダクト方式にしました。

床下空間全体を暖めるのであれば、熱交換部分は出来る限り大きくとって、風量もかなり大きいファンが必要かもしれません。

また、床下というのは普通空気を流すことなど考えないので、工務店もかなり無頓着で塵などが溜まっています。

設計の段階からかなり考えないと、各部屋に塵を振り撒くことになるので、注意が必要です。

OMを手がけてきた株式会社トモスあたりに、ご相談するのも一つの手かもしれません。
http://www.soyocalc.com/soyokaze/Tomos.html

井川:

レスありがとうございます。
既存家屋ではなく、定年後の田舎暮らし新築予定です。

20-30坪くらいの平屋を想定中です。
このびおソーラーとかいう物と薪ストを組み合わせて~なんていうイメージです。
http://tenomonogatari.jp/bio-solar/
私も仕事柄CADは使うので、思いついたものをCAD化している処です。

今後もよろしくお願いします。

yum:

井川さま

びおソーラーのページ拝見しました。
どこかで見たシステムだなと思ったら、社長の小池さんというのは、OMソーラーの内紛で飛び出た人です(ということはハード関係はOMと同じトモス製)。

東京の家がOMなので、わが山荘も最初OMにしようかなと思ったのですが、どうしても屋根を南側に傾けることから、設計に制約がでるのでやめにしました。

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2015年01月27日 09:28に投稿されたエントリーのページです。

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