今見ると、193もある秘密兵器の中には、なんだか骨董品的なものまであって微笑ましい。また、いつも秘密兵器を持ち出してくるQオジサンのキャラクタが、茶目っ気があってとてもいいですね。
第一作”ドクター・ノオ”が1962年の作品だから、ここ50年の科学技術の発達が凄まじかったということだろう。
もはやオープンリールのテープなんて再生する器械は無いし、我が家にあるカセットテープでさえ器械がみんな調子悪くて再生不能だ。ビデオに至ってはベータ、VHS、8mm、DV、HD、4Kとこれから先どういうことになってしまうんだろうか。
そんな中で、昔撮ったフィルムのスライドはそのままだって内容を確認できるし、HDや4Kにだって変換できる。ディジタル・メディアはフォーマットが変わってしまえば内容を確認することさえできなくなってしまうから、アナログ・メディアというのは資料として保存するには案外良いのかもしれない。