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ジュリー・テイモア 「スパイダーマン」「ライオン・キング」を語る



 (字幕をONにすると日本語字幕で見られます)

「ライオン・キング」の演出を手がけたのは、メキシコの天才女流画家「フリーダ」を監督しシェークスピアの「テンペスト」を映画化したジュリー・テイモアでした。迂闊でしたね。

ビデオの中でも語っている「バリ島の儀式で啓示を受けた」というのは有名な話。

日本にも淡路島で文楽を学ぶために訪れているようだ。ライオンキングの象が観客席から現れたりするのは、歌舞伎にヒントを得たんじゃないだろうか。

日本の漢字からヒントを得た抽象化の技法の話も面白いが、私が一番面白いなと思ったのは、「スパイダーマン(映画ではなく舞台の)」のスパイダーマンの目線の舞台装置。こんなビルの天辺から下を見下ろした視点を観客にも見せてしまうなんて、考えつかないよなあ。

舞台で見せるスパイダーマンのワイヤー・アクションは義経千本桜も真っ青ですね。

でも、このビデオを撮影した当時「スパイダーマン」の批評家受けはよくなくて、それで「私は試練を受けている」なんて言葉が出てくるのでしょう。

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2015年11月26日 09:30に投稿されたエントリーのページです。

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