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『荒野の決闘』のイス

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イスのイメージで頭に焼き付いているのは、映画『荒野の決闘』でワイアット・アープ役のヘンリー・フォンダが、ポーチで座っていたイスである。
フォンダが反っくり返って座っていたイメージが強かったので、ロッキングチェアーだとばかり思っていたのだが、確認したらそうではなかった。

 

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youtubeで"My darling Clementine" で検索したらHD品質でまるまる1本出てきた。
そこで、この有名なシーンが何処で出てくるのかざっと確認してみた。

38分49秒あたりに、このシーンがあるが、監督のジョン・フォードの構図のとり方が実にいい。
また56分31秒、南軍の帽子?をかぶった酒場のおっさんが、アープのためにイスを持ち出してくるシーンがあるので、このイスが酒場のイスであることが分かる。
58分55秒には、イスに反っくり返ってダンスのステップを踏むシーンもある。でも、こんな木のイスにこんな座り方をしていたら、尻や背中が痛くなるんじゃないだろうか。
ところで『荒野の決闘』には「劇場版」のほかに「試写版」というフォード自身が編集したバージョンがある。

 

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よく話題になるのが、ラストのアープとクレメンタインの別れのシーン。こちらの1時間41分39秒では握手をして、馬に乗りながら「私はクレメンタインという『名前』が大好きです」というセリフをいう。まあ『名前』が好きというのがやっとなんですね。自然な成り行きでこちらがジョン・フォードの試写版なのでしょう。

 

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一方、こちらがあとからロイド・ベーコンによって、キスシーンが追加された劇場版。 4分47秒に問題のキスシーン。まあ、個人的にはフォードの試写版の方がいいですね。

 

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2017年06月21日 08:00に投稿されたエントリーのページです。

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