« 回復期リハビリ訓練・12 外周歩行訓練 | メイン | 回復期リハビリ訓練・14  病室のスケッチ »

回復期リハビリ訓練・13 入院も三分の一過ぎ

mago.jpg

4月は下旬に初孫が顔を見せに来てくれたのはいいのですが、いきなり泣かれてしまいました。

まだ人見知りにはなってなく、倒れる前は笑顔をよく見せてくれていたのですが、生まれて十ヶ月の赤ちゃんには何かが怖かったのか、これにはちょっとうろたえてしまいました。これは悲しい方のウロタエ。

反対に嬉しい方のうろたえという経験も初めてで、仕事関係の知人でパソコンの師匠でもあるモリさんが、大切な時間を潰して車椅子用のスケッチ台を自作して病室で調整して作り上げてくれたこと。

これを横で見ていた同室のテラ氏がさかんに羨んで、しかしこのモリさんとは気易く友人などと同格に扱えない人で、私とは落語長屋における大家さんと店子の関係に例えるとピッタリ合うんですね。で、この絵描きの店子の不義理が数年続き・・・いや、また本題から逸れてきてしまいましたわい。

で、実際左手が使えないので、ノートが筆圧で動いて描きづらかったので翌日からはおおいに助かりました。

また、この月の下旬には研修生のハルカさんのリハビリ病棟の研修が終わり、この後ガン病院と小児病院の研修が待っているとのこと。救急病院でも感じた絶対数が少ない看護師の、貴重な一人の勉強の手助けをこちらもさせてもらいました。行く末は優秀な看護師にと願うばかりです。

研修中の三週間は5階病棟の窓から見える富士山を見るのが楽しみでもあったようでした。しかし五月晴れとは縁遠い不発続きの毎日が続いて皮肉なことに一日違いの翌日に勇姿が。もう一日あったら良かったんですがねぇ。

27日の研修最終日にハルカさんからはスポンジで作ったかわいい自作の歯ブラシ台 のプレゼントがあり、闘病生活もいろいろと華を添えてもらった感慨深い月となりました。

コメント (2)

yum:

富士山バックの若い看護師さんがいいですね。
これがハルカさんでしょうか。

このリハビリセンターの良かった事のひとつは、農業振興区域のなかに建てられていたことで、非常に眺めが良かったところです。夕暮れ時の徐々に空の色が変化するところなど、じっくり見ることができました。
見事な富士の勇姿の評判をハルカさんも耳にしていたんでしょうね。せめて絵のなかでと、一緒にさせて描きました。彼女はとてもしっかりした女性で、研修中はでしゃばらず、病気療養中の年寄りはちょっとしたことで精神のバランスを崩してしまうことをよくわかっているようでした。療法師の先生の横で患者の私を静かに見守ってくれていたのが印象的でした。

コメントを投稿

About

2011年11月15日 15:36に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「回復期リハビリ訓練・12 外周歩行訓練」です。

次の投稿は「回復期リハビリ訓練・14  病室のスケッチ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.35