梅雨まっただ中の四人部屋は、私とカボチャ親爺の二人だけの静かな入院生活になり、後から誰が入ってくるのか、お互いの話題はこのことだけで会話が続きません。
脳卒中の発症が頻繁になる時期は12月から2月迄が圧倒的に多く、四人部屋は私が退院するまで、結局誰も入ってきませんでした。
7月に入って待望だった私の退院前の一時帰宅があり、OTとPTの担当訓練師二名とヘルパーさん、家内の5人で久々の我が家に入り、帰宅後に世話になるケア・マネージャーの女性も加わって、玄関から上がり框の高さ、廊下に手すりは必要か、トイレ、風呂場、階段など、手すりや補助具など諸費用が国からの補助金内で納まるよう私の動きの幅を見て申請書と相談。
足が出ないよう患者は各自、自立に向かって奮闘努力せよてなことなんですね。
上のスケッチは入院中世話になった介護用トイレ内部です。まさかここまで自宅トイレに改造は出来ませんが、良くできていたことは確かです。
あまり便利過ぎていては、自立は遠くなってしまいます。補助器具などは必要最小限度に納めて、手すりなど日常でなるべく頼らない待望の自宅生活が目前になりました。