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わが家はもめごとだらけ・・・4

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京都の由緒ある寺の跡継ぎの座を嫌って上京し、当時は学生運動華やかなりし頃でしたが、自ら飛び込み、角棒ふるって暴れ回って何度も警察の厄介になり、未だに警察のブラックリストに名前が残っているという一人の団塊世代の親父がいます。

その大悪親父の母堂が彼岸に逝った当日に、親類の坊主に悪態をついて「あんたなんか、葬儀にこなくていい!」(原文のママ)と昔の悪癖が噴出、天台宗の坊主のお経の後で、喪主の挨拶では親鸞の話をし、担当の釜番の「スイッチ・オン!」の声を待たずにスイッチを入れ(原文のママ)、

一回り以上も下の知的な嫁と同じく箸使いが苦手というだけで「冷めているから大丈夫」(原文のママ)と、一緒に手掴みで骨壺に骨を放り込んだという、団塊世代親父なんですね。


これって、三代目円歌さんの弟子の歌之介の新作、「お父さんのハンディ」の落語のまくらで、歌之介の友人の父親の葬儀で、最後のお別れの釜に火が入った後にその男が「お父さまぁぁぁぁっ、火加減は如何でしょうか?」というネタ以上の(現実は小説より奇なり)を披露した人物が、日頃敬愛する悪友だったとは・・・、想定内ですが。



お茶の水のデッサン学校で催涙ガスに涙を流しながら木炭画にはげんでいた私は、彼らから迷惑を受けていたので、(類は友をよぶ)とは真逆で、この場合格言には当てはまらないと思います。



だいいち自分の母親の年を、99歳(たぶん)(原文のママ)なんてほど無関心な親不孝ではない!と断じて言えます。


コメント (1)

ZY:

これ、私のことだと思いますが、一つ訂正を。手掴みで骨を骨壷に入れたのは、私でなくて嫁です。ちなみに、わが家は次女以外は箸使いが苦手で、蕎麦も、寿司も、雑煮もフォークで食べてます。火葬場にもマイフォークを持参すべきでした。反省。

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2013年04月25日 08:57に投稿されたエントリーのページです。

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