縁は異なもの、類は友を呼ぶ、夫婦は似通った者同士、マイナスとプラス、相反するように見えても、うまく生活して行けるようです。
と、噺家の台本のような【まくら】となりました。
夫婦も師匠と弟子の関係も似通っているのではないかと思います。ので、先日の続きの、三代目三遊亭円歌さん。
二代目円歌さんの弟子になって驚いたことがあったそうです。
吃音を直したい!との理由で師匠を選んだ相手が、よりによって当人以上にひどい吃音だったとのこと。たしかに落語は立て板に水で流暢なのですが、日常は円歌さん以上の吃音だったとのことです。
弟子になって、弱点の吃音を長所に生まれかえたのは見事でした。
今では放送コードに引っかかるのか、ラジオでは聞けなくなりましたが、半世紀以上前はテレビで頻繁にやっていた演芸番組で、円歌さんの 「授業中」を何度か見ましたが、吃音をネタに大爆笑でした。
子供の頃初めて腹がよじれて、痛くなったという経験をしたのを覚えています。