母親の用事で、ドライバーを勤めた一昨日、長い間会話をしていなかったことで、長年思い込んでいた父親の職業が箪笥職人ではなく、指物師だったことが判明した。
では何故箪笥職人と間違って覚えていたのか?
自分でもよく分からないが、父親兄弟は皆指物師や箪笥などを作る生業をしていて、子供の頃、父親のすぐ下の弟で、私が大好きだった桐箪笥職人の叔父の所に遊びに行った映像が、家の職場と混同して残っていたもののようだ。
ちなみに、頑固一徹で苦手だった父親が亡くなったのは、半世紀以上遙か昔のことで、私が10歳の頃、記憶も朧気になるのに不思議はないと、自己弁護。
その箪笥職人の下の弟は、父親の弟子から出発して、指物師で独立。
後に機械をいれてハコモノを作っていたようで、頑固一徹の親父との仲はそれで想像が付きます。
また、その下の末弟は磨き職人(?)のようで、当時建具などの磨き専門の職業があったようで、今では考えられないが、生業として成立していたとのことだった。
その苦手だった父親の手になるモノで、今あるものとしては、母親の家にある仏壇とのこと。
現在残っている作品に、当人の位牌が鎮座していることを考えると、私のDNAに強い繋がりを感じた1日だった。