導火線が短い、や、瞬間湯沸かし器など、短気はあまり良くないことのように言われる。
確かに、完成間近の作品を破損、なんてことは日常茶飯事で、直後に頭を抱えて自己嫌悪で落ち込むことがある。
祖父であり養父でもあった父も、今の私以上に尋常でなく短気だった。
子供の頃は、何時導火線に火が付くか、毎日ビクビクもので、父の目線に入らない生活をしていた。
私だけでなく、先年身罷った六女の姉も、私の母と同じ誕生日を、二ヶ月遅れで役場に登録したことなど、父との確執は尋常で無かった。
父の亡くなった年齢を追い越した今、昔気質は(ほんの)少し受け継いでいると自分でも思う。
ただ、家族に対しては間違いなく父とは違うと言えるが、母親に言わせると、それでもよく似ているそうだ。
・・・いい年して何時までも自分を否定してはいけないし、認めてはいるが、・・・困ったもんです。