リハビリ訓練は、そろそろ5年目に入る。
諸先輩たちと毎回顔を合わせていれば、私は人と会話をするのが苦手な方だが、それでも自然と会話が始まる。
ここへ通ってくる人の割合で、驚くほど交通事故で、歩行困難の人がいることに気づいた。
昨日は、そのなかのお一人で、喜寿の元板金職人の人と隣り合わせの席になり、お互いの情報交換が始まったのはいいのだが、こちらの会話が始まると、相手の顔が途端に無表情になり、目が虚ろになる。
年齢を考えれば分かることだが、かなり耳が遠くなっていることが後で知れた。
その方は、15年前に停車中後ろからダンプに追突され、首の骨と、腰骨がクラッシュして、長期入院で生還したとのこと。(首の骨を折っても、歩けるほどになる人もいるんですね)
訓練所内で、最初に見た時は両手でストックを杖代わりに歩いていたが、今はカートを補助にしている。
現役時は100キロを超す体重だったというが、今はかなりスリムになっていてその面影はない。
事故後、糖尿が発覚し、先月大腸がんを直し、人工肛門になったが快適生活を送っているという。
で、当方の会話は、半分も通じていたのか心許ないが、相手が会話した事で気分が軽くなれば、話が成立しなくとも結果良ければですね。しかし、・・・少し(どころでは無く)疲れた。