1970年代後半から、80年初頭のスケッチの、この絵を更新した時、当時の渋谷パルコが出来た頃の映像が突然、蘇ってきた。
坂の名前は忘れたが、その坂の上に出来たパルコから坂下の、丁度中間の細い路地のかどにあった証券会社でアルバイトをしていた、JRがまだ国鉄と言っていた時代だった。
蒲田のアパートから渋谷まで、汗みずくの満員電車に乗った経験から生まれたのも、この一枚でした。
今は外国から来た観光客のメッカ(?)になっている渋谷交差点で、証券会社に向かう途中、モデルの【山口小夜子】を見たことがあった。
目の前で見た時は名前まで分からなかったが、振り返って交差点の中を歩くそのトップモデルを見て、名前が分かった時の驚きは、今も鮮明に焼き付いています。
満員電車ー通勤ー証券会社ーパルコー 渋谷交差点ースーパーモデルと、脳の中で映像が繋がっていたのかも知れません。
当時の映像はもう一つ。
その職場近くにあった小さな画廊が開催していた「フォロン展」で見た、シルクスクリーンの鮮やかなラピスラズリの色彩にカルチャーショックを受け、今でも鮮明な映像として脳に焼き付いています。