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製本作り・4/4

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本格的な製本のやり方があるとは、近年までつゆ知らず、手探りで始めた製本の作り方は、現在行われている手作りの製本の仕方とほぼ同じだった。

独身時代から延々と続いた製本作りで、現在手元に残っている完成した本(?)は、このたった二冊のみ。

右は五木寛之の第一回の休筆(1972〜74)明けから連載した『戒厳令の夜』を製本したもの。

作り終えた時点で、続編が始まった事が分かり、上下二巻にすることになったが、未だに手つかずです。

左は「小説現代」誌に、「空母プロメテウス」で1971年に小説現代新人賞を受賞した岡本好古の小説を、受賞後から発表年毎に集めて一冊にしたもの。

そのなかで、1975年に月刊誌に発表した小説の一編で『絹本の胡姫』をタイトルに選んで、製本した一冊です。

この他は、完成した本が気に入らなかったり(製本の完成に優先順位を考えると、首を捻るほど、行き当たりばったりのセレクトをしていて、時間を無駄に使ってしまった)、引っ越しや仕事場の大改造と整理の度に本棚から消えています。

オートマタの区切りがついたら、順次製本の完成を目指すつもりでいます。

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2016年09月03日 07:17に投稿されたエントリーのページです。

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