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片想いの家

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もう、30年近く前になるが、館林市内を車で動き廻っていた時に、一瞬目に入った平屋に一目惚れした家が現在でもある。

その頃と今も、不思議とこの家の印象は変わっていない。

外観の印象は診療所のように見えたが、一体何の仕事をしている家か謎のままで、今は無住のようにも思える。

道路沿いに南天の植え込みを目塞ぎに、ひっそりとした佇まいが脳裏に焼き付き、この家を自分のモノにしたいなど、身勝手な妄想に耽っている。

赤貧洗うがごとしの職人を自覚しているが、この家の前を通る度に、適わぬ想いだけは相変わらず続いている。

 

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2016年11月28日 07:46に投稿されたエントリーのページです。

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