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敷地内の森が消えたら

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【長屋門に住んでいた家族の子】と、家内が同級生だったという大地主の敷地に、長屋門と母屋、それに密生した樹木がここに去年まであった。

それは雑草林という形容では収まらない、森の一部を切り取ったような樹木群が母屋の後ろに控えていた。

昔、一度だけだが4㍍道路を挟んだ畑から、イタチが森に向かって走っていたのを目撃したことがある。

今年の初めに重機がはいり、あっという間に更地になり、崩れかけた蔵が現れた。

蔵の隣に、母屋の別棟もあったが、カメラを持ち出す前に消えていた。

この別棟も、蔵と同じような、何時までも見飽きることがない廃屋(?)だったが、カメラに納める機会を失ってしまった。

自分の人生が終末に向かっていることもあり、廃墟廃屋に惹かれることが多い。

 ご近所とあって、まじまじ眺める不作法を恥じ、こんなロングショットとなった。

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2017年04月30日 07:11に投稿されたエントリーのページです。

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