子供の頃、職人が多く住む下町だった我が遊び場は、長屋の路地だったり、丘の中腹の細道だったせいか、この写真のような道を見つけると、妙に懐かしさを覚える。
ばかりでなく、眺めていると当時の記憶が次々と甦ってくる。
農業振興区域の我が家と駅の間にも、一カ所魅力的な小道があった。
スロープの向こうからトトロが現れるような、魅力的な雰囲気を醸している道だった。
仕事帰りに、わざわざその小道の横の路地を通って帰ったことも度々あった。
が、病に倒れてからは行っていない。
ここ十数年の間、農家の跡継ぎが無いこともあり、緑化振興区域でも田園風景が激変しているので、あれば幸運だが期待はできない。