彫刻刀の砥ぎの途中で傷付いた右手人差し指の先端の傷が、なかなか治らない。
唯一動く右手を四六時中酷使していれば当たり前なのだが、年をとった現実を実感してしまう。
仕方なく作りかけの作品を横目に、好きな噺家のCD作りに夢中になる。
年齢的にも身辺整理をしていなければならないのだが、一般常識より趣味が勝り、俺は一体何を・・・と、反省しながらの自粛生活なのです。
BGMで音を流す場合、カセットでは60〜70分テープを繰り返す方法もあるが、CDだと80分あるので多少手間が省ける。
最初に手が出たのは江戸前の小気味いい噺を聞かせてくれた五代目春風亭柳朝になった。
次に山の穴の円歌・木久蔵で、ご両者ともバイオリズム頂点の頃のモノ。
これから八代目三笑亭可樂・初代三笑亭夢楽と・・・・・馬鹿だねェ俺ァ。