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【先達に聞く】Be013 山根浩氏

DATA

be013.jpg

    

◎所在地   埼玉県北足立群伊奈町

◎敷地面積

1階         m2

2階         m2

◎家族構成  夫婦+子供2人

◎竣工    2002年 11月

◎設計    LandShip(秋山東一)

◎施工    マツモト建設

 

●Be-h@usでよかったこと

1.ゆとりある感覚
メーターモジュールにより、尺モジュールと比べ部屋、通路、階段にゆとりを感じる。とくに階段については、かなり違いが有るように感じている。

2.快適な環境
湿度が不愉快になるほど高くならず、年間を通しすごしやすい。入居1年目の冬場は、かなりの低湿度(過乾燥)になることがあったが、現在は、落ち着いており過ごしやすい。

3.表しの構造(明快な構造)
柱と梁、そして壁が表しになっており、つくりが明快で安心できる。

4.温かみのある家
メーカー系のフロアー材と違い、Be-h@usのフロアーは、ホワイトパインの集成パネルのため温かみを感じることができる。

5.CITROHAN net
現在は、停滞気味だが、施主、建築家等がお互いに意見交換ができるCITROHAN netというグループがあり、大変良いと思う。今後、このグループによる、Be-h@usの活性化を期待したい。 


●これはお勧め

1.石井式浄化槽
同じ処理人数の合併浄化槽に比べ、かなり大きいが、使用感は、うわさどおりきれいになるといった感じだ。処理水は、散水用に使用している。
現在は色々な合併浄化槽があり、3次処理まで行なえば、かなり水がきれいになると聞く。一概にどれが良いとはいえない状況にあるかもしれない。

2.シンク
台所のシンクはステンレス製で、シゲル工業という会社にセミオダー製作してもらった。好きなシンクが選べ、天板の大きさも自由度が大きいのが特徴だ。なお、シンク下の台は家具造作で製作してもらった。

3.給水・給湯ヘッダー工法
接続継手の減少による漏水事故の防止ができ、また使用時の流量変動が少ない。「さや管工法」か「さや管レス」かは、予算と建築後の間取り変更の有無などによって決めればいと思う。

 

●これは失敗?

1.収納
当初の計画時点で、既製品を含めた収納をもうすこし検討すればよかったと思う。

2.施工業者の選定
施工業者の選定に当り、自分で2社を選択していたが、1社辞退されてしまい、施工した業者と他の業者の価格比較等ができなかった。時間が有れば、価格だけでなく業者の意気込み等を含め検討したかった。

3.簡単ソーラー
失敗までとは言わないが、冬場の暖房効果については、想像以下だった。色々な要因も有るとは思うが、寒い日(天候不良時)に寒いのはあたりまえというのが住み始めてよく分かった。

4.空調
現在、2階寝室にしかエアコンがないが、夏場のことを考えて、1階にもエアコンを設置すればよかったと思っている。日除けさえきちんと行なえば、高気密・高断熱なのでかなりの効果が期待できたと思う。

5.輻射熱
夏場、屋根や壁の輻射熱が結構あると思う。壁については、今後、日除け、植栽等の工夫により対応は可能かと思うが、屋根の輻射熱に関しては、更なる断熱等の工夫が必要と思う。

コメント (1)

yum:

なかなか参考になりました。

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2007年07月01日 21:57に投稿されたエントリーのページです。

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