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Working Alone

working alone  
Working Alone                                                   -Tips and Techniques for Solo Building

 

著者:John Carroll
出版;The Taunton Press,1998
定価:$17.95


nakさんよりいただいた、Working Aloneというセルフビルドのtips集。サブタイトルにはセルフビルドではなくsolo buildingと書いてある。
一番あたまに、「助手の手の代わりに」という章があるが、日本だとさしずめ「トンボ」というつっかえ棒あたりを想像するが、この本では様々なクランプ類を推奨している。表紙の写真も、なにやら「ひとりでやったるで〜」という決意を秘めたおっさんが、ベニヤ板にクランプをかませて取っ手のようにして持ち上げている。そういえば、nakさんの工房にも、クランプが色々あったような気がします。

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読んでいて面白いなあと思ったのは、7章のデッキのところ。

我々が普通デッキを作るとしたら、コンクリートの基礎を作るところから始めるとおもうのですが、この本ではとにかく馬やクランプを利用して、デッキの根太を組んでしまう。それから支柱を立てる穴を掘って、コンクリートを打つ。なるほど、こういう方法もあるのかと思いました。 

                                目次


    chapter1    Replacing a Helper's Hands

    chapter2    Masonry Work

    chapter3    Floors and Walls

    chapter4    Stick-Built Roofs

    chapter5    The Shell

    chapter6    The Interior

    chapter7    Decks

    chapter8    Limitations of Working Alone                 

コメント (2)

aki:

なにか意表をつかれた感じがしました。
本当は2人がかりでやらなければならない作業を1人でやらなくちゃならないなんて事はよくあることです。
それを道具と手法で乗り切るってのは、実に正統的なものですね。

yum:

筆者は、人手を頼りにしていたときから一人でやるようになって、次のことが変わったといっています。
1.仕事の計画や組み立てを、どうやったらよいかをじっくりと考えるようになった。
2.人手に変わる工具を沢山手に入れた。
3.治具やテンプレート、ブラケット(馬とか腕木、トンボの類)を作ったり・使ったりするのがうまくなった。

大工さんの技術を盗むにしても、3あたりが良いのでしょうね。

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2007年08月19日 21:22に投稿されたエントリーのページです。

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