Working Alone -Tips and Techniques for Solo Building
著者:John Carroll |
nakさんよりいただいた、Working Aloneというセルフビルドのtips集。サブタイトルにはセルフビルドではなくsolo buildingと書いてある。
一番あたまに、「助手の手の代わりに」という章があるが、日本だとさしずめ「トンボ」というつっかえ棒あたりを想像するが、この本では様々なクランプ類を推奨している。表紙の写真も、なにやら「ひとりでやったるで〜」という決意を秘めたおっさんが、ベニヤ板にクランプをかませて取っ手のようにして持ち上げている。そういえば、nakさんの工房にも、クランプが色々あったような気がします。
読んでいて面白いなあと思ったのは、7章のデッキのところ。 我々が普通デッキを作るとしたら、コンクリートの基礎を作るところから始めるとおもうのですが、この本ではとにかく馬やクランプを利用して、デッキの根太を組んでしまう。それから支柱を立てる穴を掘って、コンクリートを打つ。なるほど、こういう方法もあるのかと思いました。 |
目次
chapter2 Masonry Work chapter3 Floors and Walls chapter4 Stick-Built Roofs chapter5 The Shell chapter6 The Interior chapter7 Decks chapter8 Limitations of Working Alone |
コメント (2)
なにか意表をつかれた感じがしました。
本当は2人がかりでやらなければならない作業を1人でやらなくちゃならないなんて事はよくあることです。
それを道具と手法で乗り切るってのは、実に正統的なものですね。
投稿者: aki | 2007年08月20日 06:46
日時: 2007年08月20日 06:46
筆者は、人手を頼りにしていたときから一人でやるようになって、次のことが変わったといっています。
1.仕事の計画や組み立てを、どうやったらよいかをじっくりと考えるようになった。
2.人手に変わる工具を沢山手に入れた。
3.治具やテンプレート、ブラケット(馬とか腕木、トンボの類)を作ったり・使ったりするのがうまくなった。
大工さんの技術を盗むにしても、3あたりが良いのでしょうね。
投稿者: yum | 2007年08月21日 09:01
日時: 2007年08月21日 09:01