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天井張り

吹き抜け2枚目    白ボンド塗り  
 吹き抜けの2枚目の張りつけ  傾斜部分の白ボンド塗り
天井は5.5ミリのラワンベニヤにワトコオイルを塗ったもので、いわゆる「目すかし張り」という張り方です。目すかし張りは板と板のあいだを少しあけて張る方式で、目すかしは通常板の厚み相当にする隙間にするのだそうです。従って板を貼り付ける野縁には、天井板の隙間が出来るため、これを隠す目的で似た色のテープをあらかじめ貼っておき、天井板のあいだに切れ端を挟んで位置決めして張りました。 

吹き抜け完成   玄関  
 吹き抜け部分完了  玄関
天井板を張るには、釘の頭が小さいフィニシュネイルで打ちつけるのが普通かも知れませんが、頭が小さくてもフィニシュネイルのあとが見えてしまいます。この釘穴が残ると穴の数・位置などが気になりますので、木工ボンドだけで張りつけるようにしました。出来るだけフィニッシュネイルは使いたくなかったのですが、天井板が傾斜している部分は張り付けて押さえるのが大変ですので、フィニッシュネイルを使いました。見学に来られた工務店の方は、フィニッシュネイルのあとがないことにすぐお気づきになり、どのように張ったのか尋ねられました。さすがにプロは良く見ておられます。 
室内の足場を早くはずすために、最初は吹き抜け部分の天井を張りました。ラワンベニヤは1x2メーターの物を使い、8メーターの間隔のなかで6枚は1メーター巾にし、両端の2枚の巾を少し狭くして寸法を合わせました。吹き抜け全部を張ってみて、意外にも直角・寸法など簡単に精度が出ましたので、あらためてBeの精度の良さに感心しました。工場で作る構造材の寸法精度も大切ですが、パネル工法で直角が出しやすいことが仕事を楽にしてくれたと思います。 

コメント (4)

go-shiyo:

お初です go-shiyoと申します。詳しい自己紹介はまたとしまして、初コメントです。

白ボンド塗りの写真、実に趣きのある絵ですね〜 パリのアパルトマンの屋根裏部屋で行われる秘密工事、三人の台詞が聞こえそうです。小窓から覗くエッフェル塔、夜風に運ばれるパトカーのあの独特な警告音・・・フランス映画の一場面のようです。
当方も12畳ほどのスペースの天井を張った経験が有りますが、首や腰に負担が掛かり大変でした。作業スペースだったので構わず釘をベタベタと打ちましたが、天井に係わらず上向きの作業は大変ですネ。
ツッパリ用の角材など慌てて探すと、ピッタリのモノがなかなか無くて焦ります。
 「ご利用は計画的に!」でしょうか。

ワトコオイルは先に塗っているように見受けられるのですが、実際のところは?後に塗ればボンドのはみ出し処理を完全にやらなければならないし、先に塗るには寸法を正確にカットする必要が!その辺の寸法取りが簡単とすれば、Be-h@usの実力でしょうか。

yum:

nak様

ベニヤを貼ってきて一番端になる部分は、クランプを使えないので、トンボだけで押さえるのでしょうか?

nak:

go-shiyo様、
私もパリの屋根裏にすんでいまして・・ウソです、想像力の豊かな方に見ていただくのはうれしいですね。素人3人が議論しながら手伝ってくれました。
経験がなくても、2枚目・3枚目と次第に効率的になっていくのも楽しみの一つかと思います。
ワトコは塗ってから、張りました。天井板を加工する時はきれいな面を上に向けて置きますので、上下が逆になっています。この状態で、柱・照明用の穴などを加工すると、位置を左右間違え、精度を出すより大変でした。

nak:

yum様、
そうです。クランプを使えるのはほんの少しで、ほとんどはトンボに頼りました。クランプを使えると大変楽になりますので、効率化のためにはクランプが使えるように、野縁を設計するのも一案かと思います。

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2007年11月12日 09:25に投稿されたエントリーのページです。

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