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図面の整理

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図面というのは、一般の家庭では余り使わないA3(297x420mm)の大きさあるので、打ち合わせのたびに増える図面を整理しておくのは、なかなか大変だ。私のところはB系の書類は使わないようにして、ほとんどA4で整理しているので、A4のファイルに整理してみた。

 

  hukuro  

 

 

でも袋とじ(ほら、あのHな週刊誌で立ち読みできないようにしてあるヤツ)にしてしまうと、図面が分断されてしまう。 

 

 

 

  (袋とじ) 

 

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具合が悪いから、片側で止めて折り込むと何だか収まりが悪い・・・・・・

と思って、打ち合わせの時に佐賀井氏の手元をみたら、ご自分のはきちんと製本してある。そういえば、自宅を建てたときは、設計事務所がやったのか工務店が押しつけられたのかは忘れたが、一番最終バージョンは製本したものをもらったのを思い出した。
では、セルフビルダーたる者、これしきが出来なくてどうする!というので、挑戦してみた。

 

 

 

  hira  

昔、台本を鉛筆なめなめ原稿用紙に書いていた頃は、1時間ものともなると相当厚くなるので、銀座の伊東屋で簡易製本機なるものを買って、板状をした糊を熱で溶かして製本していた。ワープロで書くようになってからは、ホッチキスで十分になったので、今や製本機は納戸のこやしになっている。

それと、袋とじでなく半分に折った側を止めた(何とじというんだろう、平とじ?)上に、図面のない裏面どうしを止めなくてはならないので結構面倒だ。 

(平とじ?)

 

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 まず、半分に折った側を板で挟んで輪ゴムで固定した。丁度、農協で買った梅割器が30センチ強の長さあったので、分解して使ってみた(最初、30センチの物差し2枚で挟んだら真ん中へんがきちんと押さえられなくてダメ)。

 

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続いて木工ボンドで手工業だ。 

 

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裏面どうしを貼り付けるのも木工ボンドでやったら、ちょっと波打ってしまった。

 

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でも、とにかく完成しました。もっと簡単に製本する方法ってあるのだろうか?

 

 

コメント (8)

aki:

図面を中折りして裏側を貼っていくのは伝統的な建築図面の製本法です。昔は青図屋さんに依頼して作ってもらっていました。
おやりになったように小口面を貼るのではなく、図面の裏側を筒状に貼っていきます。この方法は後からいくらでも追加することができて便利です。
糊はいつも木工用ボンドなんぞをを使ってしまいますが、水分でヨレヨレになるので、ドライな接着剤の方がよいのでしょう。
厚くなると接着面がずれてしまうので、箱状の治具なんぞを作っておけばいいと思っています......。

yum:

akiさま

コメントありがとうございます。
成る程、小口面ではなく、図面の裏側を筒状に貼るのが伝統的な建築図面の製本法とは知りませんでした。これだと、木工ボンドのような接着剤が無かった頃に、飯粒でもできた訳ですね。

H2:

はじめまして。
A3のファイルを使ってしまう、というのは却下ですか?

yum:

H2さま

はじめまして。
確かにコロたま(コロンブスの卵)的発想です。ただ事務所ならいいのですが、わが家のような狭小住宅では、A3のファイルというのは、本棚にも収まらず、何とも具合が悪いのでありますです。

余談
むかし、開高健の「風に聞け」というプレイボーイに連載していた人生相談を思いだしました。
・・・・・・先生、ボクは東京で三畳の下宿にたれ込めていると、鬱々としてきて気が変になりそうです・・・・・・

四畳半にしたら、どや?
(ちょっと思考が、とびすぎたかな・・・・・・)

aki:

H2 様、はじめまして。
昔、私の事務所では、トレーシングペーパーに鉛筆で画いたA2の図面を四つ折りして保管していました。全ての書類をA4の大きさに統一すると、色んな書類と図面も同じファイルで管理できるメリットがあります。
A3のファイルは大きくて扱い難いものです。

go-shiyo:

yumさま

図面を製本する事は建築業界では、伝統的な事なのですネ。確かに20年前に自宅を新築した際にも、製本された図面を渡されて嬉しく思った記憶があります。確かにakiさんがおっしゃる通りで作られていました。設計事務所の書架にはそれが建築戸数だけ並んでいると想像いたします。個人住宅でもかなりの頁数なのに、大きなビルやマンションなどでは...想像が付きません。

私は機械設計を会社の中でやっております。基本的には図面はA3のファイル(社内規定の折り方で、A0までがファイル出来ます)で保管しています。正確には昨年までで、今現在はファイルは無く、全てPC内のCADを開いて見ることで、外部との折衝を行っています。生産現場の方は現在もA3でファイルしています。
製本された物はパーツカタログとして、客先ごとの仕様で全ての部品の品番がイラスト入りで紹介されていて、客先はその品番で部品発注をかけます。しかし、これも数年前からCD-ROMに成りました。

セルフビルドの方では、yumさんのお言葉通り家庭内ではA3は扱いにくいので、Be-h@usの本の教えを忠実に守って、A4ファイルに4穴パンチで関係資料をファイルしています。当然A3図面以上は折らなければ入らないので、A3は真ん中を谷折りして、折った上の方を今度は半分に山折りすると左側のファイリングする部分だけが1枚と成ります。見る時は広げて見ることと成ります。

図面ひとつ取って見ても、業種が違うと保管形態や取り扱いが異なって面白いですネ。やがて全てパソコンや携帯の中に取り込まれて行くのでしょうか?しかし、図面を手で広げる あの、ちょっと緊張する感覚は捨てがたいものです。

go-shiyo:

皆様へ

先程のコメントで、言葉足らずの部分が有りましたので加筆いたします。
ここで言う図面とは、部品図のことです。Be-h@usで言えば、梁や柱、金物の図面に当たります。

建築での平面図や矩計図は、機械設計では検討図や組立図と呼ばれ門外不出で、世間に出る事は有りません。

yum:

go-shiyoさま

>やがて全てパソコンや携帯の中に取り込まれて行くのでしょうか?

現在では、マニュアルなどもpdf化など、デジタル化して紙の消費量を減らそうとする試みもみられます。しかし部署によっては、それをプリントアウトするために、かえって紙の使用量が増えてしまったなどという皮肉な話も聞かれます。

まあ、電源も不要、場所も選ばないというアナログの便利さは捨てがたいし、長い文章や細かい図をモニタで見るというのは、拷問に近いものがあります。
デジタルかアナログかという二者択一ではなく、やはり両者は棲み分けるのではないでしょうか。

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2007年12月13日 23:51に投稿されたエントリーのページです。

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