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統一省エネルギーラベル

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現在、世の中にはエコのこだまが鳴り響いている。エコっていうのは、エコノミーのエコかと思っていたら、エコロジーのエコの方が本家らしい。


そんな時代を反映して、家電製品などは今までの製品に比べて大幅な消費電力の削減を実現した製品が出現し、売れ筋商品となっているといいう。消費電力を削減することで、CO2の排出量を減らし、エコノミーとエコロジーと両方にやさしい製品を目指すそうだ。


じゃあ実際にどの程度省エネを達成しているのか目安となるのが、財団法人エネルギーセンターが発行する「統一省エネルギーラベル」だ(ちょっとイカメシイ名前ですね)。省エネ型製品情報サイトでは、家電店で売られているエアコン、テレビ、冷蔵庫、VTR、電子レンジ・・・・・・のほか、ガスこんろ、石油・ガス温水器などいろいろな製品の省エネ性能をみることができる。


5つ星で5段階評価した省エネ性能、2011年の目標数値を基準とした省エネ基準達成率、年間消費電力量、年間の目安電気料金などが一目でわかるようになっている。
上からエアコン、電気冷蔵庫、液晶テレビ、のラベルを示している。こうやってみるとエアコンはテレビなどにくらべたら随分電気をくうことが分かる。




画面をクリックすると拡大画像を見られます。

実は、このページで面白いのは、ラベルより各社の製品のスペックの一覧表ほうだ。これは大体400リットル前後の冷蔵庫の表を改変して三社の製品を並べたものだ(excelの表のように、各項目でソートできると良いのだがweb上でそこまではできない)。

こうやって見てみると、同じ5つ星でもメーカーによって開きがあったり、5つ星と4つ星では大差が無かったり、容量が小さいのに電気をくうものがあったりすることが分かる。各メーカーのスペックを並べてみるということはなかなかできないし、一枚のラベルから得られる情報よりも色々なことが分かるので面白い。

ところで、このような省エネ製品に買い換えたあとは、今度は今までの製品をどう処理するかというエコロジーの方の問題が大きな課題となるでしょうね。例えば ブラウン管テレビなどは、リサイクルしても発展途上国ももはや液晶テレビとなっているので、行き場がないそうだ。また、買い換えの時はまだいいが、電気洗 濯機や冷蔵庫といった白物家電を捨てようと思ったら大変だ。2月、3月の卒業・転勤シーズンには、闇に紛れてこっそりと捨てていく不埒者が横行する原因と もなっている。

 

コメント (2)

go-shiyo:

yumさま

電気代が10年前の半分!確かに心は揺さぶられます。でも、まだ十分使えるし...。

本当に半分なのだろうか?いつも抱く疑問です。冷蔵庫にしても売れ筋の特定機種に特化しているみたいで、家族構成を考えて一回り小型で言いや!となると、反って電気を食うヤツだったりして現実の選択はむずかしい。

休まない冷蔵庫が大食漢なのは痛い!山房のお留守番もしっかり働いているのでしょうか?俗に言う週末住宅などはどうしているんだろうか。

消費電力が数値化されることは大歓迎ですが、数字が社会を混乱させているのも現実です。上手く運用して頂きたいものです。

yum:

go-shiyoさま

>消費電力が数値化されることは大歓迎ですが、数字が社会を混乱させているのも現実です。

ご説ごもっともでありますです。表を整理するのが面倒くさくて、はしょっていた部分を書き直しました。
賢いセルフビルダーたるもの、数字のマジックに誤魔化されないように注意しなくては!

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2007年12月25日 19:10に投稿されたエントリーのページです。

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