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引戸が落ちないように

吹き抜けの引戸  

西側室内から見た引戸    

上: 西寝室の引戸を室内から見たところ

左: 吹き抜けから見た東寝室の引戸

2階の寝室の吹き抜け側の開口部は設計では障子になっていましたが、音が通りやすいので永田さんに相談して板戸に変え、中に遮音シートを入れました。作っている段階で戸が落ちることを心配して、けんどんで吊り込む引き戸が持ち上がらないように木部品をつけました。

木部品をはめる溝を作り、木部品を入れると戸が持ち上がらないようにしたものです。今のところトラブルもなく、無事使えています。

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 写真にカーソルを当てますと、引戸が動きます。

戸をはずすためには左へ、引き出して

 木部品が見えるものと、それをはずした状態。

木部品をはずすと、戸が持ち上げられます。

左の写真にカーソルを当てると、少し引戸が出てきますが、木部品は見えません。カーソルを当てる前の右の写真で木部品が見えています。この木部品が鴨居との間隔を狭くして、引戸が持ち上がらないようになっています。右にカーソルを当てると、木部品を入れる部分が見えますが、木部品ははずしています。引戸の上端と鴨居の間が広くなっていることを見てください。説明不十分ですみません。


本件は、見学にこられた工務店の方々が、写真を取っておられたので、ちょっと書く気になったものです。


けんどんで吊り込む必要がなければ、上下の溝を深くするなどして落ちないように出来ますので、あらかじめ戸の吊り込み方法を考えてあれば、こんな問題は起きないでしょう。

コメント (6)

go-shiyo:

nakさま

最初はどこがどうなっているのか分からず?あれこれ写真をクリックしている間に、時間が......あ!そうなのかと納得した時には、お昼休みが終わってしまい今改めて、コメントしている訳です。
工作好きのnakさんのことですから、最初からコレをやりたかったのかな?なんて、思ってしまいました。

中の遮音シートは、どのような種類のものでしょうか?私も寝室の引き戸の中に使いたいと考えております。

yum:

go-shiyoさま

スイマセン、私はず〜っとどこがどうなっているのか分からずじまいでした。解説をよろしくお願いします。

nak:

勝手な書き方で、混乱を引き起こし、すみません。本文に少し書き加えましたが、go-shiyoさんに補足していただいた方が分かりやすいと思いますので、よろしくお願いします。

go-shiyo:

yumさま

nakさんの追記で、皆様ご理解頂けたかと思いますけど、ご指名を受けましたので、改めてWikipediaで調べて見ました。
けんどん(倹飩、こんな字を書くのですネ)出前持ちが持つ「おかもち」あれって下から上へ溝にはめ込み最後は下に落として蓋をしますょネ。あの方法で戸を吊り込む方式を、けんどん方式と呼ぶそうであります。
当然、上下レールの間口より背の高い戸は入らない訳ですから、少し背を低くします。これで戸の吊り込みは完了。
しかし、開閉時に何かのはずみで持ち上がると外れてしまい危険です。吹き抜けなら尚更。

そこで、nakさんは一工夫!戸の頭部分と上レール溝のスキマを戸が持ち上がらぬように、部分的に木片を入れることで解決したのでした。さらに外す時のために、その木片を着脱式にしたのであります。
アルミサッシの網戸の両サイド上に、ネジで上下調整する外れ留めが有りますネ、あの機能と同様ですが、はるかにスマートであります。

左右にずらしての建込みは「いってこい」と呼ぶそうです。また「やり送り」との名称はどちらにも使われるとありました。
「けんどん」ほど一般的では無いですょネ。専門家の方々如何でしょうか?

yum:

nakさま
go-shiyoさま

成る程、よくわかりました。
ありがとうございます。

nak:

go-shiyoさま、
ご丁寧な説明、有難うございます。助かりました、これからもよろしくお願いします。

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2008年02月22日 12:00に投稿されたエントリーのページです。

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