2月11日 北側には雪が残っています | OMのついた南側、 55センチの積雪 |
屋根に積もった雪が昼間融けて夜凍ります。凍った部分が土手となり、水位が高くなり屋根内部に水が入りやすくなることが起きて、これが雨漏りとなります。これを「すがもり」と言うそうです。
我が家は屋根を葺いてから2冬目の2003年に北側の2つの天窓付近から雨漏りしました。
屋根を担当していただいた工務店の社長さんは良い人なので責任を持って対応して下さると思っていまして、毎回雨漏りの報告はしたものの、あえて督促はしませんでしたが、昨年10月にようやく調査に来てくれました。その間に5回雨漏り、そのうち4回は2月、7月に1回。見に来た工務店はよく分からないが結露ではないかと言っています。
西天窓の水漏れのあと | 同じ天窓の右側 |
もれた雨はコーヒー色で、登り梁や壁にしみが出来てしまった。なぜ漏れた雨がコーヒー色なのか。北側の屋根の鉄板の下に引いた、アスファルト防水シートに水が染められてこんな色になったものと思われます。
3年前にシトロアンネットのセルフビルドグループに雨漏りの話を出したところ、「すがもり」だろうと言う人が多く、この言葉を知りました。
屋根からとび出た天窓のすぐ上に水がたまりやすくなるので、天窓の上に水がたまらないような傾斜をつけ、これをジャンプ台と呼ぶそうです。我家にもジャンプ台は設置されていまして、調べてみるとジャンプ台より高いところからも漏れています。
天窓の隣の登り梁 | ジャンプ台にアスファルトシートを張った段階 |
妻側の軒を作ったために、Beの野路パネル131ミリ(断熱材は110ミリ)の上に50ミリの発泡スチロールを敷き、その上に12ミリの合板、アスファルト防水シート、そしてカラー鉄板を葺いていて、通常よりも高い断熱になっております。すべての雨漏りは留守中に起きたのですが、2月の留守中は室内の設定温度を少し低く18度にしているので、結露し難く、また7月に結露はないでしょう。
「すがもり」を予想しない施工なのですかねぇ。
コメント (10)
nakさま
確かに、7月に結露は無いですよネ。せっかくの木肌が泣いているようで残念です。
「すがもり」分かったようで分からない現象です。いや、nakさんの説明がどうのこうのと言う訳では無くて!
同じ鋼板の屋根でも、工法のちがいなども影響するのでしょうか?
幸い我が家は、屋根からの雨漏りは有りませんが、大雨の時に風向きによるのでしょうか、サッシの上枠を止めている穴からポタポタと、水が落ちる時が年に数回有ります。どこからか入るのでしょうネ。
投稿者: go-shiyo | 2008年02月15日 20:21
日時: 2008年02月15日 20:21
go-shiyoさま、
説明が悪くてすみません、自分もよくはわかってないので、どなたか補足していただければと思います。瓦と瓦、或いはカラー鉄板をつなぐ部分はシールされていないので、屋根に解けた水がたまると中に入るのではないでしょうか。
投稿者: nak | 2008年02月16日 09:19
日時: 2008年02月16日 09:19
nakさま
我が家の天窓のジャンプ台は、ジャンプ台というよりは、ほとんど直角に折れ曲がっていました。
投稿者: yum | 2008年02月16日 16:32
日時: 2008年02月16日 16:32
yumさま、
わざわざ屋根の写真有難う御座います。
ジャンプ台がなくても漏れない屋根が出来れば、ご立派。皆さんプロとして取り組んでおられるのでしょう・・・
投稿者: nak | 2008年02月17日 12:12
日時: 2008年02月17日 12:12
nakさま
ついでにお聞きしますが、OMのガラス板というのは、屋根を密閉する形でついているものではないのかご存知でしょうか?
以前、雪が降ったときに少しでもOMが早く働くように雪下ろしをしたことがあります。
その時、OMのガラスと屋根との間が何だか空いているような気がしたので、工務店の兄さんにいったら、そういうもんなんですという答えが返ってきました。ちょっと口で説明してもよく分からないと思いますので、写真を撮っておきます。
投稿者: yum | 2008年02月18日 17:09
日時: 2008年02月18日 17:09
yumさま、
鉄板の下で暖かくなって上がってきた空気を更に加熱するためにガラスを敷いていますので、ガラスの下は数センチあいていますが、このことでしょうか。
投稿者: nak | 2008年02月19日 08:25
日時: 2008年02月19日 08:25
nakさま
私の全く理解不足でした。ガラス板で屋根裏が温室のようになっている(ガラスの下は鉄板が無い)のかと思っていました。
あえてそのガラスをとってしまった、今度の友さんのシステムというのは、興味があるところです。
投稿者: yum | 2008年02月19日 09:06
日時: 2008年02月19日 09:06
yumさま、
私の説明不足ですね。ガラスと鉄板は重なっていませんで、一番高い部分は鉄板をガラスに置き換えています。
ガラスをなくして同じ加熱効果がある友さんの「そよ風」には期待したいですね。
投稿者: nak | 2008年02月19日 09:31
日時: 2008年02月19日 09:31
nakさま
yumさま
友さんとは、そよ風を製作している 環境創機株式会社の
友 伸平さんのことですょネ。
なにやら2月23日に京都で建築家・永田昌民さん、堀部安嗣さんの、お二人でソーラシステムの講演会があるそうです。
ナニ、締め切りが13日で過ぎていた。残念!
http://www.passivedesign.com/news.htm#news_boshu
投稿者: go-shiyo | 2008年02月20日 12:26
日時: 2008年02月20日 12:26
go-shiyoさま、
Yes,その友さんです。
投稿者: nak | 2008年02月20日 16:01
日時: 2008年02月20日 16:01