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ふうふうするノコギリ

チェーンソーから一変して、ごく一般的なノコギリです。でもちょっと工夫があるのですヨ。理屈が解ってしまえば、ある意味他愛のないものですけれど、効果てきめん!黙って座ればピタリと当たるのであります。とにかくその着眼点に脱帽です。

前置きはこのぐらいにいたしまして、下の写真をご覧下さい。向かって左側が普通のノコギリを挽いた跡です。そして右側がこのひと工夫あるノコギリの跡です。違いは何か...? そうです!ケガキ線がオガクズで埋まらず判読できるところであります。

ケガキ線に沿ってノコギリを挽いていくと、当然のようにオガクズがケガキ線の上に堆積して線が見えなくなってしまいます。そのため息を吹きかけてオガクズを吹き飛ばして作業してきました。当たり前といえば当然のこと、そんなに辛い作業でもないためごく普通にやって来ました。


しかしこのノコギリを使うと口を閉じたままで楽に切れます。もういくら早くノコギリを挽いても、口が追いつかないことはありません。余った口で鼻歌なんぞ!歌えます。





仕掛けは、柄の部分にシリンダー状の空洞が有り、中にスライドするピストンが入っているのです。
ノコギリを手前に引くとピストンは柄の先端へ移動します。その後、奥へ戻す時シリンダーが落下してきて中の空気を柄の先端下部のノズルから吹き出して、オガクズを吹き飛ばすのです。



そんな君の名は、ゼットソーブローハンドル265、とにかく優れものです。


http://www.z-saw.co.jp/

コメント (7)

yum:

go-shiyoさま

ゼットソーは、web上にも沢山お勧め記事がでているので、以前から使っていました。しかし、このブローハンドルというのは、知りませんでした。面白い製品ですね。

nak:

これは驚き、使いやすいですね。
同じ替刃式のゼットソーを使っていますが、線が見えなくなるので真直ぐ切りたい時は面倒です。少し高くても買う値打ちはありますね。

aki:

やぁ、これは初耳です。
こんなものがあったんですね。鋸を引く動作でブロウしちゃう....優れものですね。
昔、私が鋸を引く時は、フウフウする助手を必要としておりましたです。

go-shiyo:

yumさま
nakさま

ゼットソーも替え刃式の鋸も、初体験でした。電動ノコギリの台頭で近年は、あまり長い距離を挽くことは減ってきました。ですから正直実用との観点よりも、良くぞそこに目を付けて商品化した発想に、アッパレを贈りたいと思っています。
しかし、確かに短い距離でも便利です。でもついつい今までの癖で、ふうふうしてしまいます。

go-shiyo:

akiさま

情報通のakiさんもご存知なかったことで、シメシメであります。昔、作業場もなくて、もっぱら日曜大工は外でした。必然的に風が吹いていてオガクズは飛ばされていました。
その頃に少なくとも、ノコギリのどこかから、風を出すことに知恵がまわっていれば、私ももう少し...残念!

nak:

昨日、東京のシマチュウへ行きまして、値段はいくらかな?と覗いてみました。ゼットソーはありましたが、このタイプは売っていませんでした。結構新しい商品のようですね。

go-shiyo:

nakさま

本年1月1日発行の、週末工房という木工シリーズ雑誌の紹介記事に掲載されていましたので、昨年末の発売かと思います。
私はコレを見て、1月24日にゼットのオンラインショップで購入しました。地元のホームセンターへ一度注文を掛けようとしたのですが、納期がハッキリしなくて止めました。早く手にして見たかったからです。

シマチュウもホームセンターなのですネ。


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2008年04月15日 21:29に投稿されたエントリーのページです。

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