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トイレのメカ

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図1(マウスを重ねると浮きをとった写真になります) 

 トイレのタンクの水が貯まらなくなったので、排水弁の鎖(青矢印)でも切れたのかと思ってタンクを開けてみたが、鎖は異常なし。昔のタンクは浮き球があって、これがタンクの水を調節したいたが、最近のものは浮き球ではなくお椀を伏せたようなものになっている。

いろいろ調べているうちに、誤ってオレンジ色のフィルターを抜いてしまい、水が噴き出してえらいことになった 

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 止水栓はドライバーで回すようになっているので(右図)、素手では回せない。水はどんどん噴き出して、トイレの床が水浸し。ポケットにコインがあるのに気付いて、やっとのことで止めることができた。フィルターをいじる時は、止水栓をしめろと注意書きがあったが(左図)、あとのまつり。
水が止まったところで、もう一度落ち着いて観察すると、ポールタップと呼ばれる部品の赤矢印のパーツ(ダイアフラム 図1)が壊れていた。

 

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これがそのパーツのアップ。水が規定の高さになると、左側の図の浮きのてこの部分(裏返してあるので、先端にゴムがついているのがわかる)が、赤矢印の小さな穴を塞ぐようになっている。

右側はパーツをひっくりかえしてみたもの。ダイアフラムという名の通り、ゴムの膜が空気を止めるようにできている。赤矢印の部分に小さな穴が一カ所開いていて、ここから空気が左図の穴へと出て行くようになっている。左図の穴が塞がれると空気圧が高くなって、止水バルブでも閉めるような構造になっているのだろう。

 試しに、指で穴の部分を塞いでみた。穴を塞ぐと水がきちんと止まる。

止水だけでなく、注水もこのダイアフラムが関係しているらしく、このゴムのダイアフラムがもろもろになって空気が漏れてしまったので、水が貯まらなくなったようだ。

早速、TOTO修理施工ナビへいって部品名を突き止めることができた。ここまではまあ何とか順調であったが、修理受付のTOTOメンテナンス(株)からTOTO webショップに行くと、部品を見つけることができないのだ。電話をしてもず〜っとお話中でつながらない。しょうがないので、近所のDOITにいったら、部品が置いてあった。600円くらいしたが、部品を交換したらあっというまに直ってしまった。
いい勉強になりました。

最近は、トイレの蓋がセンサーで自動的に開いたり、水洗もリモコンでできたりと、とても便利になってきた。しかし、メインテナンスのことを考えると、複雑なメカのものより原始的なもののほうが安全そうだ。 

 

コメント (2)

go-shiyo:

yumさま

ご苦労様でした。しかしyumさんは、よくトイレのトラブルに遭遇しますなあ。ポケットのコインが救いでしたネ。
お得意のビデオも分かりやすくて参考になりました。

仰せのとおりメーカの開発競争のなかで、本当に必要なのかな?と思わず首をひねる装置はありますネ。
TOTOやINAXのメーカも自分で出来る修理は、積極的に支援する体制をとっているようですが、複雑なメカはこれに逆行している気がします。


yum:

go-shiyoさま

トイレのトラブルというか、水回り関係がトラブっていて、水難の相がでているのかも。

>仰せのとおりメーカの開発競争のなかで、本当に必要なのかな?と思わず首をひねる装置はありますネ。

多機能ウォシュレットのせいで、今や幼稚園や小学校では、お尻を拭かない子供まで出現しているそうであります。

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2008年05月23日 18:00に投稿されたエントリーのページです。

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