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セルフビルダーは見た。躯体工事編/屋根&壁パネル

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  柱と梁の組み立てが終わったら、断熱材のギッチリ詰まった屋根パネルと壁パネルをスパスパ嵌め込んでゆきます。 屋根パネルは1枚ずつクレーンで持ち上げて、作業員2名が棟と足場側に別れて受け取り、片方を差し込んでから、上に乗って嵌め込みました。パッキンの抵抗を感じさせながら、とても気持ちよくスポンッ、スポンッと入ってゆきます。

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壁パネルは外側から嵌め込んでゆきます。パネルの内側はそのまま仕上げになるので汚さないようにしなくてはですが、外側はこのあとスキンとなる外壁材で見えなくなるので、キックして汚れても大丈夫。パネルは外壁側に耳が付いているので、それをエアーガンで土台や柱や桁に止めていました。塞がっていない部分にBe-window(窓)が入ります。

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今のところBe-h@usにしては珍しい(?)フラットの平屋部分です。この上には土を盛って屋上緑化にする予定。土台と壁バネルの間に隙間が見えますでしょうか?通常はこの隙間に床材の端が嵌め込まれます。このスペースの仕上げは土間なので、ここでは隙間に木材を嵌め込んで塞ぎました。

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ブルーシートを被っているのは、まだルーフィングを貼っていないのに夕立が多かいから.....ほぼ連日だったなぁ(^_^;)

コメント (20)

go-shiyo:

nOzさま

先輩グッドタミングです!教えて下さい。今、詳細図面を画くために Be-h@us 施工 manualの34ページを見ていました。外壁パネルの設置の項で、柱とパネルのクリアランスは左右とも1mmですので均等になるように、くさび等を用いて調整します...とありますが、くさびとはどの様に使うのでしょうか?

あ、それからダイソンご購入おめでとう御座います。音はいかがでしょう。

yum:

nOzさま

投稿ありがとうございます。

nOzさんのところは、壁パネルの内側は、どんな仕上げにしたのでしょうか?

noz:

go-shiyoさん、こんににちは。
Be-h@usの本で確認しました。くさび.......使ってなかったんじゃないかなぁ。
だからかと思いますが、今、自分ちの内壁を見たら確かに均等ではありません(^_^;)

片側に寄ったとしても1mmくらいの隙間のように見えます。私は言われるまで気になりませんでした。

もし、隙間を均等にするため、くさびを使うとしたら説明通りなのでしょうが、柱やパネルが傷つきそうだし、1mmのくさびってあまりリアルじゃないですね。1mm厚メタルプレートのようなものでもいいのかな?
厳密にはマニュアル作成サイドに問い合わされるのがよろしいかと。


noz:

yumさん、こんにちは。
疎らなエントリーで恐縮ですm(_ _)m
また後でエントリーさせて頂くと思いますが、オスモのエキストラクリアーとウッドワックスの使い分けと、石膏ボードに骨材抜きリシン仕上げ、くらいだったと思います。

noz:

>あ、それからダイソンご購入おめでとう御座います。音はいかがでしょう。

書き漏らしました。いい音してます(^_^)?
正確には、もう何年も比較できるような掃除機を使ってなかったので......

nak:

go-shiyoさま、
くさびの件ですが、今まで見てきた中で実際にくさびを使ったケースはないと思います。
パネルが入れば、建築物精度としてはかなり良いと判断されます。実際に下げ振りを使っても分からない程度の誤差でしょう。

go-shiyo:

nOzさま
nkaさま


情報をありがとう御座いました。やはり、クサビは使っていないのですネ。本来の目的からすれば、スペーサやシムの方が正解でしょうか。しかし、実際の作業環境を考えると、パネルを入れ込むのは外側からで、スキマを確認するのは内側なので、現実には一人作業では無理だと思います。

そもそも常に左右に1mmずつのスキマが空くとすれば、それはスゴイ精度でありまして、建築物としてクリアランス2mmで施工されるBe-h@usの設計理念やそれを支えている加工精度は、素晴らしいと感心しきりであります。

まだ実現していない我が計画でありながら、時々建築中でパネルが入らない夢を見ます。

2mmのスキマを保証する代表として、土台や梁に開けられたドリフトピンの穴ピッチ精度が問われます。プレカット機械の加工精度はどれ程かは知りませんが、恐らくドリルが移動して固定される位置精度は100分の1mm代でしょう。一部のカタログの諸元には、最小移動量として0.001mmを謳ったモノもあります。
http://www.marunaka-jp.com/se02_nc_04.html#rx_1240f

これだけの、高精度加工物をのせる基礎の精度が悪いと、夢が現実となってしまうのでしょうか?

yum:

go-shiyoさま

確かに高精度加工物をのせる基礎の精度が重要になりますけど、現場は結構アバウトでBe-h@usマニュアルp14にでてくるジャストクリップなんか使ってないようです。月曜日に確かめに行ってきますが・・・・・・

noz:

>高精度加工物をのせる基礎の精度が悪いと、夢が現実となってしまうのでしょうか?

僕は建築家じゃないから誤解を恐れず乱暴な言い方をしてしまいますが、Beの土台が水平に置けさえすれば固めた砕石の上でだってパネルはピタピタ嵌ると思うなぁ。

どこかで建て方見学ができれば不安は払拭できるかもしれませんね。

go-shiyo:

yumさま

そうなんですか?基礎はやっぱり基礎ですから!キッチリやって欲しいですネ。
榛名の方は、もう基礎が完成でしょうか?

nOzさま

水平な状態なら入るでしょうネ。ただその状態が何年も継続するかは、やはり基礎の完成度でしょうか?

yum:

go-shiyoさま

榛名のほうは、土曜日にベタ基礎の部分のコンクリを入れて、月曜日に立ち上がりコンクリート打設の予定です。
土台から上は、精密加工しているけれども、アンカーボルトは手作業でやるわけですから、どうしたってミリの単位まで精度は出ないと思うんですね。Beのアンカーボルトはまだ見たことがないですけど、通常のを見る限りでは垂直も出てないものだってあるようです。
そこで、土台の穴の方に遊びを作って、誤差を吸収してるんじゃないでしょうか。かけやでぶったたいたりして。
nakさんのところは、素晴らしい基礎だったとどこかに書いてあったと思いましたけど、見つかりませんでした。

nak:

yumさま、

いよいよ始まりますね。
我が家の土台のレベル誤差は2ミリでしたが、これなら基礎と土台の間にスペーサーを入れてレベルを調整する必要はないと言われて、そのまま終わりました。
でも、全部のパネルがスパスパとは行きませんで、特に野地パネルの最後の一枚を入れる時はジャッキで拡げていました。
建て方の時はBe-worksから観察・指導に誰か行くと思います。

yum:

nakさま

やっと29日上棟式とあいなりました。
ここまで来ると、あとは速そうですね。

>建て方の時はBe-worksから観察・指導に誰か行くと思います。

ありがとうございます。

go-shiyo:

nakさま

BE-Worksから観察・指導に来て頂けるのは、BE-WORKS会員の特典でしょうか?関東圏以外でも来てくれるのかナ。

yumさま

いよいよですか!後はお天気になることをお祈りします。こちらは梅雨を忘れたのか晴天つづきです。

nak:

go-shiyoさま、

遠方でも指導にいけるようにしたいですが、やはりNPOの活動資金少しが問題でしょうね。

kazuhiko:

皆さま
精度・誤差・クリアランスの話が出ておりますので、ちょっと書きたいと思いました。
普通一般の建築の場合、精度といいますか許容誤差は0~5mm大きなものは10mmていどまであります。驚かれるかもしれませんがそんなものです。建築は精密機械では有りませんし、なにより個々の職方が「現場」で混ざり合う世界では各々の誤差をまた各々が吸収・修正してゆくという流れなのだと思います。
Be-h@usの部材は設計との誤差0mmを目指していますが、実際の工場製作段階では現状0~1mm程度はあるようです。当然「木」なので湿気でふくらんだりもします。前述の理由から知らずに施工して完成していることも多いです。このような精度とは別に木と金属をつなぐ為に多少の補正をして加工がされています。
大事なことは平らな所に組立てる前提ですから、基礎は限りなく水平にということです。どこかが高(低)ければ土台が傾くわけです。水平と同様に平面的ずれ=四角・直角が平行四辺形(または台形)になってしまうようなことも同じ理由でまずいです。
仮に極多少!のズレがあっても、パネル類が入らない!ということが無いように左右1mmずつのクリアランス(上下は**mm)をみています。この数字は建築において結構驚異的だと思います。長いことやってやっと出てきた数値です。なので本当はここにあんまり書きたくないのですが(笑)。
マニュアルの1mm!くさびは現実的ではありませんね。クリアランスが大きかった頃からの名残です。すみません。実際にはパネルを嵌めたらおしまいです。きつく入った場合(基礎が水平や四角でない)はほとんど動きません。動かせるのは土台が正確に設置されてる場合で、パネル内側下部の土台とのスキマにバールなどで持ち上げるようにすれば動きますが傷付けないよう注意してやってください。調整作業は1人では無理です。最低2人、出来れば上げる人・動かす人・見る人の3人が理想的です。
とにかく最初が肝心!土台の水平と四角(直角)です!
追伸、アンカーボルトは通常のものと材質など変わりませんで、現場で用意してもらいます(基礎の形状にも関係しますので)。Be-h@usでは埋込深さ(スクリューナット方式)と配置を特定しています。

kass:

我が家の基礎は誤差0.5mmの範囲内だと工務店に聞きました。
「旋盤屋みたいに0.何mmとまではいきませんけどね」とまで付け加えていたのでかなり信憑性があると思います。

パネルはBeの正規品でなく大工工事だったのでなんとも言えませんが…

noz:

kazuhikoさん、こんにちは。
ご無沙汰しておりますm(_ _)m

Be-h@usはスゴいなー、と改めて感心しました。
Be-h@usの精度と強度があってこそ安心してセルフビルド出来ているのを感じます。
比べ物になりませんが、自分で作ってみたデッキなどは大きなものになるほど誤差は10mmでは済みません(^_^;)
それでも笑って使えてるのはセルフビルド力の1つなんでしょうが、同時に精度を上げる事が大変なのを感じます。

kazuhiko:

kassさん
0.5mmであれば、ほぼ目標は達せられたと考えて良いのじゃないでしょうか。確か地盤改良もされたんですよね?手の掛る基礎をその精度で造ってくれた基礎屋さんに感謝ですね。

nozさん
こちらこそご無沙汰してます。誤差は集積するんですよ(笑)。私も設計をしていて現場で合わない事があります。数字にこだわりがちですが、そんな時は「何を造るんだっけ!」と目標を見直すと解決することが多いです。

go-shiyo:

kazuhikoさま

詳しいご説明ありがとう御座いました。開発当初から携わっていらっしゃる貴方のお言葉、重みがあります。
ひとつの完成型として、すんなりと精度が出てしまう部品の作り込みや精度管理のノウハウは、Be-の歴史なのでしょう!勉強すればするほどスゴイと言わざるを得ない心境です。

そして、それを載せる基礎が大事だとの再認識をいたしました。

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2008年06月11日 09:20に投稿されたエントリーのページです。

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