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うま 番外編

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これは工業デザイナーの故・秋岡芳夫氏が主催していたモノモノで販売していた座卓にもなるテーブルだ。甲板は幅79cm、長さ180cm、厚さ5cm、芯をパーチクルにして表面に楢のつき板を貼り、縁は楢の無垢板を貼りめぐらしたもの。設計を担当したのは静岡の土屋・上田デザイン事務所。製作は静岡の海野木工所。

このテーブルに使われているT字型の馬も、工夫がしてある。高い方で58cm低い方で30cmになるように設計してあり、高さを変えて座卓にも使うことができるのだ。

 

以下、秋岡芳夫著、木のある生活(TBSブリタニカ 1984)「一机多用のテーブル●部屋を広く使う工夫」より一部を引用する。

日本人は、ついこの間まで一部屋をいろいろに使いわけて暮らしていました。一室多用に暮らしていました。茶の間が一室多用の部屋でした。それは台所つづきの畳を敷いた六〜八帖の決して広いとはいえない部屋でしたが、けっこう広々と使えました。
明治末から大正・昭和の初めになりますと、もう畳をたたむことはしませんでしたが、畳の伝統のたたむ知恵を活用していろいろな道具をたたんで暮らしていました。
(中略)
テーブルの高さが六〇か六五センチで、椅子が三五か四〇センチだと、食事の後片付けの済んだテーブルで、こんどは椅子に腰掛けたままでアイロン掛けもやれるのです。
椅子とテーブルの高さを工夫し直しただけで、このようにワンテーブルが一机多用になるのです。そんな一机多用のテーブルを置くことで、LDKはワンルームで一室多用に使えて広々するのです。ティーテーブルや応接セットがなくなって部屋は使いやすくなるのです。テーブルと椅子を低くすると見た目にも部屋が広々とするのです。
一個でもいい。部屋から家具を取り除く。取り除くためにまずダイニングテーブルを一机多用に工夫し直す。そうすることが日本の住まいの伝統を受けつぐことになると私は思っているのです。
 

 

コメント (2)

go-shiyo:

yumさま

なかなか素敵なテーブルですネ。座卓の状態でもバランスがとれたデザインだと思いますし、四方向に座れて使いでも良さそうです。
天板の重量はそんなに重くないのでしょうか?あまりもに重いと組み換えが大変ですしネ。

実は計画中のテーブルも、緊急時に座卓になるプランでしたが....悩んでいます。

yum:

go-shiyoさま

かなり重いですが、腰痛友の会の私が持てる程度です。

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2008年09月19日 13:25に投稿されたエントリーのページです。

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