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ヘッダーはあっても・・・・・・

ヘッダー

設計の段階で今回は給水関係の配管は、メインテナンスのことを考えて「さや管ヘッダー方式」でと指定し、床下にヘッダーがあるのも確認していたので安心していたのだが、最近「さや管ヘッダー方式」でないことが判明した。

発端は壁から出ている洗濯機用の配管に、水栓ボックスというものが無いので工務店に尋ねたことからだった。水栓ボックスが無いと、何かのトラブルで配管を取り替える際、壁を壊さなければならないので、「さや管ヘッダー方式」にしたメリットが無いのだ。

工務店の説明では、言うのを忘れてましたが「架橋ポリ」というので配管しましたとのことだ。確かに見積書をみると屋内給水配管工事架橋ポリ13mm、架橋ポリ管用ヘッダー5連と書いてある。「架橋ポリ」というのは、さや管ヘッダー方式の材質と理解していたのだが、そうでは無かったのである。

 

haikan

Be-selfbuilderには、ご実家が給排水関係のお仕事をされているhiroさんがいるので質問したところ、このような現在の配管工法の分類を教えてくれた。
また、「現状の戸建住宅の配管方法は、被覆架橋ポリエチレン管又は塩ビ管による分岐工法が一般的なものとなっています。
※被覆架橋ポリエチレン管とは・・・予め青や赤又はオレンジなどの保温材(スポンジみたいなもの)でカバーされた架橋ポリエチレン管です 」とのコメントもいただいた。

この表でみると、我が家の配管はヘッダー工法>さや管なし>架橋ポリエチレン管ということになる。一口でいうと、「被覆架橋ポリエチレン管ヘッダー工法」というらしい。ヘッダーはついているものの、「さや管ヘッダー方式」では無かったのだ。要求仕様として「さや管ヘッダー方式」をあげているのに、何も説明が無いというのもなんだかなあ。

この家は床下点検口をつけて、簡単に床下に入れるようになっているので、架橋ポリ管も比較的簡単に交換できると思うが、 床下に入れない構造になっていると、やはり壁や床を壊さなければならないのではないだろうか。

私は配管というのは、塩ビ管とさや管くらいしか知らなかったが、諸兄姉はこんな色々な方法があるのをご存知でしたでしょうか。

 

コメント (3)

kass:

ヘッダー方式にいろいろあることをはじめて知りました。同じ工務店だから同じ方式なのかな…確認せねば。

このような『生活動脈』の部分について、初めて家を建てる者はほぼ無関心だと思います。私もそうでした。
実際はそれこそ毎日の生活に関わるもので、しかも容易に変更ができないものだということに今更ながら気付いたところです。
プロの方々はどの程度ご存知なんでしょうかね…?工務店が知らないと辛いですよね。

yum:

kassさま

hiroさんの話しでは、架橋ポリ管は50年位は持つので、配管をやり直すとしたら、ライフスタイルの変化で間取りの変更が生じた時ではないかとのことです。

水道に限らず『生活動脈』は、メインテナンスが結構重要です。そしてそれに気づいたときは、壁や床を壊さなくてはならないということがよくあります。
自宅はOMのパイプが外れていたこともあって、天井に点検口ができて結構重宝しています(床下も入れるようにしておけば良かった)。

Nさんのところは、自作の床下暖房装置があったので、点検口がありましたが、kassさんのところは点検口はつけましたか。

kass:

yumさま

点検口はつけましたがまだ入ってないので、引渡し前に一度入っておくつもりです。

蛇足ですが、『生活動脈』という言葉は「ライフライン」というカタカナ言葉が嫌いで使ってみましたが、『動脈』だと下水が当てはまらないですね。ライフラインに相当する真っ当な日本語はあるのでしょうか。私が思いつくのは『生命線』くらいですね。

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2008年09月25日 09:53に投稿されたエントリーのページです。

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