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床下暖房 その4 配管

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架橋ポリエチレン管(ネットで13mm 50m巻き 15,000円程度)

最近の床暖房ではPE管(架橋ポリエチレン管)を使用している。そこで配管は給湯に使用しているのと同じ13mmのPE管を利用することにした。
床暖房では7mmや10mmのものを使用しているのが多いようだが、13mmがPE管自体も継ぎ手も一番手に入りやすいので13mmとした。

さて、問題となるのは銅管との接続だが、環境創機に聞くと施工屋に聞いてくれと足をすくわれた感じだ。恐らく工事は施工屋まる投げで知らないのだろう。施工屋はといえば、アダプタというものがあるが、高いですよというだけで、何処で手に入るものか、何というものかは教えてくれない。

カインズに行くといくつかパーツがあったが、どれを選べば良いのかさっぱり分からない。機材屋、施工屋とも無責任/不親切で、なかなか愉快なことになってきた。まあ、どちらも自分の儲けににならないので反応が悪い。この辺がセルフビルドをする時の一番の問題点でしょうね。

 

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 PE管の継ぎ手(左が銅管接続アダプタ、右がエルボー)

ここから頑張るのがセルフビルドの醍醐味だ。こうなれば、頼りになるのはネットだけ。根性を入れて探すと、銅管との接続も、銅管接続アダプタ(写真左)と いうものが2〜3社から出ていることが分かった。積水化学のエスロンカチット継ぎ手というのが施工しやすそうだが、一つ2000〜3000円もするので、オンダの銅管接続アダプターというのを使用した。これだと定価2500円くらいのものをネットで1000円強で入手できる。オンダの製品もただPE管を差 し込めば良いので施工が簡単だ。
PE管というのはポリエチレンだが結構堅くて曲げの半径もそう小さくはとれない。放熱器は、根太の間に入れるのでエルボーも使用した(写真右)。

 

header 床下暖房用のヘッダー(右斜め上から来ているPE管が床下暖房用。「出」と「入り」と2本ある)

ヘッダー部分は、ノーリツの床暖房用を利用しているので、ここにもアダプタが必要だ。


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むしりとった羽(環境創機製の放熱器のフィン)

一 番苦労したのは環境創機の放熱器のPE管との接続。銅管のサイズが片方は15Aという規格なのだがもう一方がラッパ状に膨らんでいる。この膨らみを切り落 としても15Aより径が太いのだ。

hane02 改造した放熱器(環境創機製の羽をむしりとり15Aの銅管に入れ、銅管接続アダプタ、エルボーをとりつけたところ、取り付け金具も環境創機製を改良)

 しょうがないので15Aという規格の銅管だけを買って、環境創機の放熱器の羽だけをむしりとってはめ直した。

kakyou02 コロナの放熱器UP-9013KSY(丁度根太の間に収まって調子よい。be-floorに逆さまに取り付けた)

床下に施工した放熱器の様子だ。コロナの放熱器(UP-9013KSY 1,080kcal/h  253×88xL902mm)は、丁度、根太の間に収まって調子いい。取り付けもbe-floorに取り付けると開口部からの距離も短くできる。

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電線の引き込み部分(左斜めに走るグレーのケーブルが引き込み線、放熱器の近くはPE管の断熱材でくるんだ)

電線の引き込み部は太いケーブルが邪魔をして、be-floorに付かないのでべた基礎に角材を置いてとりつけた。おまけに電線が邪魔をしていて開口部の真下にこないので、そのうち開口部を開け直さなければならない。

 

kakyou04 ジャングル状態の床下(床下は給湯・給水・排水などの管がイッパイ。 匍匐前進あるのみだ)

風呂場やトイレがある家の中央部分は、給湯・給水・排水関係のパイプだらけでジャングル状態だ。設備屋のヤツは自分の仕事のことしか考えないから、放熱器の部分にたどりつくだけで大変だ。せっかく作った床下移動用のキャスター付きの板などは使えず、匍匐前進あるのみ。

おまけに設備屋はコントローラーの接続が分からず、途中でお手上げ状態。床暖房さえやったことがないのではないだろか。ノーリツのサービスを呼んで事なきを得たが、自分で調べるということをしない愉快なヤツだ。これでプロといえるのかね。

 

コメント (6)

go-shiyo:

ひとつ質問です。3枚目の写真でベタ基礎面とおぼしき面の穴からさらに下へチューブが伸びていますが、どこへ繋がっているのですか?

yum:

go-shiyoさま

何だか大兄のコメントが2つばかりmovable typeのフィルターに迷惑コメントとしてひっかかっていまして、レスポンスが遅くなりました。

3枚目の写真で下へ行っているチューブは、石油ボイラーに行っている給水と給湯配管です。
給湯・給水関係は最初から分かっているのだから、本来ならボイラーのin/outoの配管は全て基礎を打つときにこのようにしておくべきだったのです。
後からダイアモンドカッターで基礎の立ち上がりに穴を開けるというのは、あまり良いことではありません。

go-shiyo:

yumさま

これは、基礎の立ち上がり部分ですか?てっきり水平面かと思っていました。

yum:

go-shiyo さま

どうも、大兄のコメントがフィルターに引っかかってしまって・・・・・・movable type の設定を色々いじってみます。

水平面です。
最初、石油ボイラーにいく水とお湯の配管各1本ずつは基礎を打つときに水平面に開けられた穴に通されていました(中央上方の穴)。
後からダイアモンドカッターで開けたのが立ち上がり部分で、お湯の赤い配管が2本とボイラーコントロール用の白いケーブルが通してあります(上方の緑色のコーキングがはみでているやつ)。

take1:

6枚目の写真で、床下放熱パネルを逆さまに取り付けていますが、パネルの上はガラリですか。それで、逆さまに取り付けているから、下方向に放熱ということではないんでしょうか。

yum:

take1さま

はじめまして。するどいコメント有り難うございます。

ご指摘の通りパネルの上はガラリです。

放熱器は底板や反射鏡のような物は無いので下方向にのみ放熱ということは有りません。

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2009年02月09日 11:32に投稿されたエントリーのページです。

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