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失敗に学ぶもの

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 我々セルフビルダーに失敗はつきものだ。失敗が勲章とさえいえる。
プロから見れば、そんなことをしたら失敗するのが当たり前と思えることも、悲しいかなやっているかもしれない。

失敗は我々シロウトだけではない。プロだってやっているが、なんとなくつじつま合わせの説明をして・・・・・・ということも多々ある。

今回,「be-windowが開かなくなった」では、go-shiyoさんから「窓が開かないとの事実は理解できるのですが、そこへ至った原因と現象が正確に理解できません」と実に示唆に富むコメントをいただいた。やはり失敗はうやむやにしてはいけないのである。

ちょっと考えれば、杉板が縦方向に6mmも伸びるなんてあり得ませんね。悪者探しというのでなく、原因をきちんと確かめる事が大切だ。そして失敗の情報は、きちんと整理して、次の人が同じ轍を踏まないようにデータベース化するというのが、このブログの使命でもあります。

そんなこともあって、大分前に買った「失敗学のすすめ」という本を読み返したら、なかなか面白かったので、一部引用します。

『「こうすればうまくいく」といういわば陽の世界の知識伝達によって新たにつくりだせるものは、結局はマネでしかありません。ところが「こうやるとまずくなる」という陰の世界の知識伝達によって、まずくなる必然性を知って企画することは、人と同じ失敗をする時間と手間を省き、前の人よりも一ランク上の創造の次元から企画をスタートさせることができます・・・・・・』

目次は以下の通り。索引がないのがちょっと惜しいですね。

プロローグ 失敗に学ぶ
第一章 失敗とは何か
第二章 失敗の種類と特徴
第三章 失敗情報の伝わり方・伝え方
第四章 全体を理解する
第五章 失敗こそが創造を生む
第六章 失敗を立体的にとらえる
第七章 致命的な失敗をなくす
第八章 失敗を生かすシステムづくり
エピローグ 失敗を肯定しよう

 

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2009年07月23日 12:40に投稿されたエントリーのページです。

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