写真1A |
写真1 B |
文章で説明するのが難しいので、写真を見てください。
これは実物でなくて、説明のために板を並べてみたものです。開口部の左上辺りと考えて下さい。
まず、写真1の無塗装の白い板が切り込んであるところ(矢印)に注目してください。
なぜこうなっているかというと、板の割付を、下から上まで均等にしたからで、開口部分にはこういう半端が発生してしまいます。実は最初、わたしはこの考え方で割付をして、板1枚1枚の切り込みの寸法もごテイネイに作図しておりました。
写真2 A |
写真2 B |
次に写真2の無塗装の白い板、こちらは切り込みがありません。
これは手伝いに来てくれた友人が、「そんな面倒なことをすることは無い、開口部のところはその枠の範囲で割り切れる枚数と寸法でよいではないか」、というので彼の助言に従いました。
なるほど、均等割りを死守する意味はないので、この賢明なる助言に感謝です。板の巾が上から下まで全部同じでなくてもどうということはありません。苦労して切り込みを入れた板は無駄になりましたが。
写真3
-----という方針で割り付けた結果。
板張りに限らず、キレイな割り付け、仕上がりばかりを考えているとこういうことになります。自力施工は能力相応に簡便を旨とすべきである、そろえよう、統一しようという全体主義的思考は建売住宅に任せとこう、ということを再確認した一事でした。
写真4
同じようなところだが、アルミ庇との取り合い部。ここは庇の下まで突きつけたいところだが、気がついたのが遅くていまはこのまま。そのうち小さい板を貼り付けるしかないか。
コメント (1)
話はもっと下がりますが、均等という概念は日本建築の場合、あまりありません
最近の拙作「葉山の家」では各面ごとに日本下見の割り付け寸法が異なります!.....ってな事がよく起こります
もっと大事な点は雨が漏らないとか、メンテが容易に出来るとか...であります
投稿者: shin | 2009年08月11日 15:10
日時: 2009年08月11日 15:10