先々週、be金物に発泡ウレタンを吹いて断熱してくれた時に、なんで我が家だけこんなに結露しているのかが疑問に残った。
我が山荘は週末しか利用していないし、温泉饅頭屋のように湯気をしきりにあげているわけでもない。我が家が2階に洗濯物を干しているし、24時間換気扇回していないからではないかという問が設計者から返ってきたが、はて、24時間換気扇なんてついていたかなと思った。
確認申請書に図面があるというので、確認したのがこの換気計画図という図面だ。
ナルホド、トイレと浴室の換気扇に24時間換気扇という文字が入っている。
2階は納戸と書いてあるがトイレを作ったのでトイレ用換気扇だ。
そもそも24時間換気というのは「シックハウス症候群」対策として、家の中の全部の空気容量(全気積)を1時間あたり0.5回の割合で常時換気できる機械装置をとりつけねばならないという規制だ。2003年から建築基準法に組み込まれたので、この換気計画図にも、全気積の1/2と全換気扇の排気量を比較した計算式がついている。
しかしである。我が家のような寒冷地に建つ家の場合は、見積の段階から高価な熱交換器タイプのものを計上しなければならないし、24時間をうたうからにはスイッチなど付けないほうが良いわけだ。
最近では熱交換器タイプのものもだいぶ安くなってきたようだが、24時間換気扇、防炎垂れ壁、設計者がお芸術した無数のスポットライト/ダウンライトというのが、住宅関係で実際には使われていないビッグ3ではないだろうか。