羽が無い扇風機として話題になったダイソン・エアーマルチプライヤーで、ダイソン社のエンジニア達が風船を使った実験を行った。目的はinducement and entrainmentとあるから誘導と巻き込み、まあ如何に回りの空気を取り込んでくるかをみるためだという。なかなかしゃれた実験ですね。
羽なし扇風機の原理は、こちらのアニメが分かりやすいかもしれない。なるほど空気の吹き出し口は飛行機の羽の断面のような構造になってるんですね。
ジェームスダイソン(何とsirの称号を持ってる)自ら説明しているビデオもある。
さて、羽が無い画期的な扇風機でデザインも良いのだが、買った人の感想は余り良くない。曰く「高い(3万5千円〜)」「音がうるさい」「普通の扇風機の方が強力」……など。
音の感じ方は、例えば日本人はコオロギの音を聞いてものの哀れを感じるのに対し欧米人は雑音に聞こえるというように国民性があるという。
そう思って米国amazonを覗いてみると、やはりうるさいという感想が結構あった。
はてさて画期的な製品というのもなかなか難しいものである。