AutodeskというのはCADのソフト会社だ。123Dという無料の3Dソフトを4種類も出しているが、これがなかなか良くできている。以前Autodeskの社長が3Dプリンタが5000ドル以下になったらという話をしていたが、今やあっという間に5万円台の3Dプリンタ−キットまで出現している。Autodeskとしては3Dモデルを作るだけでなく、3Dプリンタでの出力まで見据えたなかなかしたたかな戦略なのだろう。
さて、3Dソフトで一番難しいのは、モデリングだ。住宅の3Dなどは平面の組み合わせだから簡単だが、人体などは複雑な曲面がイッパイあるので厄介だ。そして3Dソフトは情報量が膨大だから、さくさくと動かそうとしたら巨大なコンピュータパワーを必要とする。むかしは大体3Dソフトを買っても、光る球体を作って挫折なんてことが多かった。
4つのソフトの中では123Dキャッチというのが、このモデリングの問題を解決していて面白い。デジカメで撮った複数枚の写真から3Dモデルを作ってしまおうという作戦だ。コンピュータパワーの必要な部分はクラウド・コンピューティングで処理するというのも理にかなっている。
tutorial videoもなかなか分かりやすいが、むこうのやつはブッダの庭の置物がやたら好きですね。大体ブッダブッダといってるけど、羅漢さんや布袋さんあたりをそういっているようだ。
カメラを模型ヘリに付けて建物の周りを飛ばせば、このように実物の建物の3Dモデルができてしまうから、街の景観の3D映像なんていうのも簡単にできるようになるだろう。
コメント (2)
yum様
すごいですね!!
sketch upより数段優れてそうですね。無料なら仕事にも使えるかな?
投稿者: SHOH | 2012年03月29日 18:03
日時: 2012年03月29日 18:03
shohさま
sketch upより、ちょっと敷居が高そうにみえますが、慣れればなんとかなるのではないでしょうか。
投稿者: yum | 2012年04月03日 10:17
日時: 2012年04月03日 10:17