引き戸で苦労するのは、やはり戸車の取り付け用の穴を彫ることだろう。
深さ47mm 高さ48mm 幅16mmの彫り込みを4つも作らなくてはいけない。おまけにどこのメーカーの製品も穴の底面はアールがついてるんですね。
最初はルーターでやってみたが、深さや高さが40mm以上もあると、私が持っているビットでは刃が届かない。一番深く掘っても25mm程度だ。それに2030mmも長さがあるものをフェンスに支えるのは至難のワザだ。幅16mmというのも半端な値で、アメリカだったらルーターの刃にあわせて3/4インチ(18mm)にするのではないだろうか。
結局、ノコギリ、ドリル、ノミでこつこつと彫ることにした。すると、気がついたのだが、16mmという幅は5分(15mm)のノミで掘るのに都合が良い幅なんですね。底部のアールも5分の丸ノミで彫れば良いのだろうが、私は丸ノミを持っていないので、平らに掘って後で埋めることにした。
はっはっ、写真ではまだ諦めきれずにドリルでアールをつけているが、結局はノミで平らにすることになった。