どぜう首相の愛用する「国民生活を守るために」という枕詞は、頭にくっつけると、なんでも一見それらしく思えてしまう便利な言葉だ。「国民生活を守るために」おやつはカールとか、「国民生活を守るために」結婚しませんかとか、はたまた、渋谷のラブホテル街には「結婚生活を守るために」もとい「国民生活を守るために」泊まりませんか、なんていう看板まで出ているそうだ。
さて、「国民生活を守るために」ユーザー車検してみましたと言いたいところだが、本当はユーザー建物表題登記がうまくいったのに気をよくして、今度はユーザー車検に挑戦してみたのである。友人の動物写真家飯島正広氏が、ポイントは「本検査を受ける前に私設の車検場で予備検査を受けておくこと」というので、最初テスター代5000円也を払って予備検査を受けた。
書類は大体こんなものが必要だが、詳しくはこのあたりが参考になる。
私の車は練馬ナンバーだが、車検は東京でなくても受けられるというので、週末に山荘に行った帰りに群馬で受けた。正確には関東運輸局 群馬運輸支局というところだ。
あっ、そうそう車検を受ける前に国土交通省の自動車検査インターネット予約システムで前もって予約しておくことが大切ですね。
まずは、あっちの棟、こっちの棟とハンコを押してもらったり、印紙を買ったりといいうことをしながら書類を提出。
いよいよ検査棟に向かう。
「初めてなんで・・・・・・」というと、一人検査官がついてくれて、「ライトつけろ。ワイパー動かせ。40km出せ。・・・etc」と親切に教えてくれて、難なくパス。本当は自動化されているので、電光掲示板の指示に従って自分でやるそうだ。
いつもディーラーに車検に出すと、10万円以上も取られていたのだが、今回は
自賠責保険 24950円
検査登録印紙代 400円
審査証紙代 1300円
重量税印紙代 24600円
テスター代 5000円
計 56250円
で済んでしまった(重量税がwebに出ている値より1万円近く安くなっていた)。勿論、ディーラーの車検は、色々なパーツ交換の値段も含まれるのだろうが、何という違いだろうか。
まあ、建物表題登記にしろ車検にしろ自分でやると、色々なことが分かって面白い。インターネットの発達でユーザー自身ができる環境が整いつつあることは歓迎すべきである。