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サルにも出来るクロスカット・スレッド その0

<自嘲まじりのイントロ>
テーブルソーを買って便利なのは、ちょっと長めの板の縦引き(リップカット)が簡単にできることだ。横引き(クロスカット)は、マイターゲージにフェンスを付けて使っていたが、これだとちょっと幅がある板はテーブルに乗らず、カットすることができなかった。しょうがないので丸ノコを引っ張りだしてきて切断ということになる。

う〜む、これではテーブルソーの一番いいところが活用できていない、クロスカット・スレッドなるものを作らねばと思っていたのだが、そこにはいくつか超えなければならないハードルがあるのである。

 

 <堅木でつまづく>

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まあ、お手本にするのはアメリカの木工関係の雑誌などだが、そこにはランナーと呼ばれるガイドレールやカットする木を支えるフェンスにハードウッド(堅木)を使えと書いてある。おまけにランナーは木の収縮を考えて柾目に近いところを、バンドソーで切り取れとある。

まずはバンドソーなんて持っていないし、ホームセンターに行ったって堅木なんて売っていない。豊葦原瑞穂の国である我が国の森林率はおよそ66%、先進国では有数の森林大国なんていわれているのに、あるのは杉や松などの針葉樹が主体。その針葉樹でさえ、ホワイトウッドなどの安い外国材に圧倒されて見る影もなく、我が霧想庵のまわりの杉林も荒れ放題である。メープル(カエデ)が良いと書いてあっても、これはもう銘木のうちに入ってしまってとんでもない値段だ。

<救世主はアルミのランナー>

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堅木でつまづいて悶々としていたのだが、最近fine woodworkingの記事にアルミのマイターバーを使う方法がいくつか紹介されていたので、早速このマイターバーを取り寄せてみた。

折しも、今月号のfine woodworkingには"Foolproof Crosscut Sled"---意訳すればサルにも出来るクロスカット・スレッドかな(サルが怒るぜ!)---という記事がでていたので、それを参考にクロスカット・スレッドに挑戦した。

 

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2012年08月28日 09:56に投稿されたエントリーのページです。

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