今年の夏は雨が少なかったので、東京の水瓶の水は減っている。写真は利根川のどんづまり奥利根湖の様子。ごろごろ転がっているのは流木だ。
満水の時は緑が茂っているところまで、水があるという。
さて、東京の水源地(7割は荒川・利根水系)となっている利根川の上流地域は、谷筋を福島からのプルームが抜けていったため、放射線量が高い。群馬県で一番放射線量が高いのは、至仏山から上州武尊をメインのプルームが抜けていった川場村あたりだ。
奥利根の水源は谷筋を一つ隔てているが、やはり線量が高い。以前は群馬県のホームページに主な市町村の空間放射線量が出ていたが、いまは各市町村のホームページにリンクが貼ってあるので分かりにくい。
webで計測値を調べると、当然ながら駐車場などのアスファルト上で測ったものは芝生や土壌の上で測ったものに比べると数値が低い。
水源林の線量データというのは無いようだが、福島のようにサルに線量計をつけて測定値を出したら興味深いデータがでるかもしれない。
水源の山林には放射性物質が残っている。そこからダムに水が集まる。その水は減っている。しかし、東京都健康安全研究センターのデータでは浄水から放射性物質が検出されていない。はて、どういうメカニズムなのだろうか。