本棚などにdado(追入れ)を切るとき、例えば棚板の厚さが3/4インチ(18mm強)だから3/4インチのルータービットを使うと、ちょっとユルユルで収まりが悪い。おまけに日本の場合は3/4インチでなく18mmだから余計ユルユルになる。
だからピタリとはまるdadoを掘ろうと思うと3/4インチより細いルータービットを何回か往復させることになる。一番簡単なのはT定規状のjigを位置をずらしてやる方法だが、これだと位置をずらすときに誤差が出てユルユルになったり、きつくて入らなかったりということも起こりうる。
そこで、このビデオのように棚板の厚さを基準にして両側をはさみ込むようなjigを作れば、ピタリと収まるdadoを掘ることができる。ただし、この方法だとtop bearing bitという刃の下側に(どちらから見るかによるのだろうが)ベアリングのついたビットが必要になる。
私はベアリングが上についたビットしか持っていないので、ルーター付属のガイドブッシュを使ってうまくやる方法はないものかと探していたら、ありましたね。
難問氷解。こんな立派なものを作る必要はないので、最初のビデオの横木をガイドブッシュ分削ってやればいいのだろう。今度挑戦してみよう。