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即暖作戦 その2

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実は石油FF暖房機の見積もりをとる前に、ヘッドボードをすでに20cm左に移動していた。これを更に10cm移動するとなると、ヘッドボードは壁と床に何箇所もビスで固定してあるので大変だ。それに配置のバランスも大分崩れてしまう。FF暖房機以外の選択肢はないものだろうか。

 

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 温水暖房機という選択肢

すると床下暖房の時に使用したヘッダー(分配器)が1系統空いていることを思い出した(赤矢印)。ノーリツのカタログを見ると、RH-5502RN-BLという温水暖房機が木造14畳まで対応している。これなら横幅が605mmあれば足りるのでヘッドボードを移動する必要はないし、本体価格も6万6千円くらいで石油FF暖房機よりも安いのだ。

さて、温水暖房機で問題となるのは、
1)配管部材・接続方法がよく分からない。
2)配管パイプの種類がいろいろある。
3)配管部材を個人には売らない。
といったところだろうか。

1)まずはノーリツのショールームに連絡をとる。以前、週末に来訪した時、担当のお姉さんにちょっと技術的なことを尋ねると笑顔を返してくれるだけで・・・・・・(これは女性蔑視じゃありませんよ、念のため)こういう時の要諦は予め技術の人間を指定して訪問することだ。
これは個人であっても、結構親切に対応してくれる。その結果、新築時でなく後から温水コンセントを設置するときは、壁付けでなく床付のものが良いこと、配管部材はヘッダー用の継手が往復2個、パイプ用のワンタッチ継手が4個あれば良いことが分かった。一番の収穫は、石油ボイラーのオン・オフをする信号線は、ボイラー本体でなく、既にある床下暖房のコントローラーの信号線に並列で繋げばよいことが判明したことだ。これで信号線は、基礎に開けた穴を通して外まで引っ張る必要がない。

 

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2)配管パイプは以前床下暖房に使った13A(内径13mmφ 画面下)というパイプでなく、10A(内径10mmφ 画面上)というパイプを使用する。床暖房には更に細い7Aという規格のものを使うそうだ。まあ、細いほうが引き回しが楽なんでしょう。
一昔前は配管パイプは銅管を使用していたので、ちょっとシロウトが配管するには敷居が高かったが、今は架橋ポリエチレン(PEX)パイプとワンタッチ継手が主流になっているので、セルフビルドも可能だ。
ただし、10AのPEXパイプは13Aのように切り売りがなく50m単位でしか売っていない。20m位しか使わないので30mも余ると置き場所に困るんですね。

3)温水暖房機に限らず石油FF暖房機に関しても、セルフビルダーにとって一番困るのは部材を個人には売ってくれないことだ。工務店や設備屋を通してくれという。

本体も設備屋で買った方が安いという説もどこかで見たので、エネオスという東京ガスのショールームで見積もりを出して貰った。エネオスは親方日の丸なのか1週間経っても見積もりは出てこないし、出てきた見積もりも本体と部材で13万、工事費を入れると20万円近くもする。

インターネットで本体を売っている所に問い合わせると、部材も手に入るということで、本体と合わせて9万5千円弱。PEXパイプが9千円弱なので、総計10万4千円位で何とかなるのだ。セルフビルダーとしては、インターネットで悪しき商習慣をどんどん崩してもらいたいところだ。20万なら買わないが10万であれば設置する人もあると思うので、メーカーにとってもメリットはあると思うのだが・・・・・・

 

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2013年03月14日 04:11に投稿されたエントリーのページです。

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