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初霜、初霰

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昨日は東京も寒かったが、水上の山奥に住んでいる友人のカメラマンからは、初雪という便りが入った。
今朝、東京からネットワーク・カメラで山荘の回りを確認すると、2階のデッキの手摺りは霜で真っ白だ。よく見ると床の上には白いつぶつぶが転がっている。

 

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 upにしてみると、氷の固まりのようにもみえる。雹(ひょう)か霰(あられ)でも降ったのだろうか。

広辞苑で調べると、『ひょう【雹】積乱雲から降ってくる氷塊。主として雷雨に伴って降り、大きさは豆粒ないし鶏卵ほど。夏期に多く、畑作物や家畜に害を与える。[季]夏』とあるから、あられの方が正しいかもしれない。

一方、あられ【霰】は、小学館「日本大百科全書」に次のようにある。

あ られ〔霰〕 固形降水とよばれる雪の仲間の一つ。トタン屋根などに降るとパラパラと音がする。直径2〜5ミリ程度の白色不透明な氷の粒で、球あるいは円錐 (エンスイ)に近い形をしている。落ちたとき、たやすく壊れるものと、壊れないものがある。普通、冬季に対流性の雲から降るが、地方や標高による差があ る。太平洋側に比べて日本海側のほうが多く、北陸や北海道などではかなりの量になることもある。晩秋、初冬の季節風の吹き出しの際など、雪の前にあられが 降ることが少なくない。そこで初あられが、季節の変わりの目安とされる。
雲の中であられができるとき、雪の結晶、あるいは凍った比較的大きい雲 粒などが、しんになる。しんがある大きさを超えると、落下するにしたがって、過冷却した小さな雲粒が付着して、すぐ凍り付く。初めは付着雲粒の数が少ない ため、雪に近い形をしているが、やがて、雪とあられの中間のものになる。雲粒は下面によく付着するため、雪の結晶が板状であるときは、落下するにつれて円 錐形になりやすい。もとの六花形の結晶のあとが認められるものは六花あられとよばれる。普通の雪に比べて、温度が高く水蒸気が豊富なことが成長の条件とさ れている。密度は地方によって異なり、0.1〜0.4グラム毎立方センチの範囲であるが、暖候期にはもっと大きいこともある。落下速度は、小さくて軽けれ ば毎秒1メートルくらいであるが、密度が大きいと数倍も速くなる。〈篠原武次〉』

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逆光でちょっとはっきりしないが、正面の赤城の黒檜山(左)と地蔵岳(右)も何か白いものが見える。

いよいよ寒い季節がやってきた。

 

 

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2013年11月12日 07:49に投稿されたエントリーのページです。

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