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ボイラーの石油切れ

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ボイラーの石油は燃料切れにならないように注意していたのだが、ここのところ来客があったりしてチェックしている暇がなくて、とうとう石油切れになってしまった。

当然風呂や給湯システムが使えないので、急いで石油を買いに走った。一応40L半分までオイルタンクを満たしたのだが、一向にボイラーがついてくれない。

 

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マニュアルを見ると、オイルタンクからの「送油配管の空気抜き」をしろと書いてある。

 

 

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 マニュアル通りにボイラーのオイルストレーナの空気抜きネジ(矢印)をゆるめたのだが、一向に石油が出てこない。

 
しょうがない、ストレーナの空気抜きネジのところに、口をつけて吸ってやろうかと思ったのだが、これはあんまりなのでプシュプシュ手で押す安い石油ポンプの口をつけて、石油を吸ってみると石油が出てくるので配管がつまっているわけではない。

これで、ボイラーのスイッチを入れてみたが、「燃料が来ていない」という警告がでて動いてくれない。

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 どう考えてもおかしいので、マニュアルをもう一度よくみると、「オイルストレーナはオイルタンクの油面より下方に取り付ける」と書いてある。まあ、サイホンの原理で送油しているのだから当たり前だ。

 

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まさかプロの設備屋がこんなへまをやるわけが無いと思ったが、確認してみると送油バルブ側のパイプの高さが400mm、

 

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ボイラー側のパイプの高さが1110mmと明らかに逆転している。これじゃあ石油が送られるわけがないし、「空気抜きネジ」をゆるめたら逆に空気が入ってしまう。

空気抜きネジから手押しポンプで石油を抜き取りながら、素早くネジを締め直して空気が入らないようにしたら一件落着した。

しかしねえ、この設備屋、いままでも太陽熱温水器は屋根から落としそうになるは、不凍栓は凍らせるはと、いろいろ愉快なことをやってくれたが、ここまでスゴイとは驚きである。おかげで、今週はボイラーのお守りで終わってしまった。

でも、700mm近く逆落差があるのに何で石油が送られるのか、不思議だなあ。

 

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2016年04月04日 10:18に投稿されたエントリーのページです。

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