家内が大晦日に右足を骨折して救急車で運ばれたので、トイレと浴室に手すりをつけることにした。
手すりを取り付けるのに市販の金具もあるが、それでは面白くないので木製のものを作ることにした。参考にしたのは東京の家の手すり。
50x40x25のブロックから、手すりの35mmφの丸棒が当たる部分を丸く削ってある。問題はこのカーブをどうやって削るかだ。
手すりの丸棒も木工旋盤で削りたかったが、私が持っているものでは450mmの長さのものが精一杯なので断念。
まずは、手すりの支えとなるブロックを切り出す。材料は埴 沙萠先生のところでいただいたケヤキ。もう20年以上経っているので乾燥は十分。
バンドソーに3/4インチの刃をつけて、30mmの厚さで製材したが、いやはや堅いのなんの。バンドソーの刃が折れて飛んで来るのではないかと冷や冷やしました。
プレイナーを持っていないので、テーブルソーで厚さ25mm巾40mmの角材を切り出す。
カーブの部分はバンドソーで切る。
カーブの部分を35mmの丸棒にサンドペーパーを巻きつけて削ろうとしたが、これも堅くてなかなか削れない。
ブロックの両脇に壁に取り付ける穴、真ん中に丸棒を取り付ける穴をドリルであける。
うーむ、ボール盤を持っていないので、苦労の跡が見えて美しくありませんね。
トイレに取り付けたところ。右側は以前にとりつけたもので、既製品の金具を使っている。
取付用のブロックにオイルステインを塗ったら、丸棒に比べて随分色が濃くなってしまった。以前の丸棒は何も塗って無くてこちらもオイルステインを塗れたのだが、今度の丸棒はコーティングしてあってオイルステインが塗れない。4mで2900円なので文句も言えないか。
こちらは、浴槽の壁に取り付けたところだ。手すりがとれると怪我をするので、100mmもあるビスで取り付けたので、なかなか大変でした。