キャスターが入る穴は、まずは自在錐を使って掘ることにした。ただし、私が持っている自在錐は浅い穴だと10mmの深さまでしか掘れない。深い穴は25mmまで掘れるのだが、真ん中に径6mm位の穴が開いてしまう。
しょうがないので、10mmの深さまでまで掘ったあと、ドリルで数か所穴を掘ってノミで削り、径68mm深さ10mmの穴をざっと作る。
これが10mmの深さの穴が完成したところ。バンドソーで外周をざっと丸く切り抜いて置く。
内径の部分はきれいな円周をしているので、この円周にそってボールベアリングのついたフラッシュ・トリムビットで穴を更に掘ればよい。
私が持っているフラッシュ・トリムビットは、ベアリングの先が15mmくらいあるので、10mm掘った穴から更に一度に5mm以上掘り下げないと、きれいな円周の部分も削ってしまう。一度に5mm削るとかなり反動が来て、持っているものが小さいので緊張する。
右側の10mmの深さの穴をフラッシュ・トリムビットを使って16mmの深さまできれいに掘り上げたのが左。やあ、反動が強いので恐ろしかった。
外周もフラッシュ・トリムビットできれいにしようかと思ったが、ちょっと危険そうなので、ベルトサンダーで削ることにした。
これがヤスリ掛けをして、角をきれいに丸めたところ。
キャスターにぴたりと収まった。
座面を張り替えたたオフィスチェアが、よみがえりました。
ピアノ用のフロアプロテクターという市販品もあるが、これは径100mm以上でキャスターのついた椅子にはちょっと大きすぎる。