前回は比較的細めの薪が多かったが、今回は直径20cmくらいのケヤキを半分に割ったものを測ってみた。昨年の春に薪を切り倒して割ったもので、持つとまだずしりと重い。
まずは、樹皮側を測ると24%。20%以下が薪として適当と言われているので、もう、この段階でダメですね。
しかし、割った側の表面はカチカチに乾燥していて、水分計の針がささらず0%。
次に、樹皮を剥がして測定。21%と若干低め。
続いて直径20cmの半切の薪を更に半分に割って(つまり元の丸太の1/4のサイズ)、どの位水分が変化しているのか計ってみた
測定したのは、この7箇所。丁度真ん中あたりが33%とかなり水分の値が高い。
細い薪でも、持ったときにずしりと重いのは、中心の水分が抜けて無くて、こういう水分の分布をしているのだろう。
水分計で測って、割った側が0%近くても樹皮側が20%以上もあるものは、まだ、よく燃えなくて火力はないし、途中で消えてしまったりするので、薪としては使えないということですね。
コメント (2)
「伐倒は晩秋から真冬に行うとよい」と教わりましたが、春になると随分と水分を吸い上げているのですね。とても参考になりました。
私の感覚では、真冬に倒した木は半年後にスパッと割れて、よくシーズン末くらいにはなんとか使えるレベルになります。
投稿者: kass | 2017年03月26日 10:05
日時: 2017年03月26日 10:05
kassさま
コメントありがとうございます。
真冬に伐採された薪を使えるといいのですが・・・・・・
こうやって測ってみると、中心部と表面で随分含水率が違うことが分かります。
よく安い水分計はあてにならないと言われますが、要は計り方じゃないでしょうか。
投稿者: yum | 2017年03月27日 07:29
日時: 2017年03月27日 07:29